英中編「ROSE」

H28.02.08
「ROSE」イギリスと一人の美しい女性の恋の始まりから終わりまで。ずっと書きたかったバラの花言葉のお話です。
以下、あとがき。

「よし書こう。」となって、バラの花言葉を改めて調べてみると、最後の999本(何度生まれ変わっても貴方を愛します)は、国である彼らの贈り物ではないなと感じました。一度フランスの誕生日の話でもこのネタは使いましたが。つまり、一人の人間が国、この話では国花がバラであるイギリスに贈るものだと。それに至るまでを書こうと思いました。

いつも私は大まかなあらすじは決めるものの、書いているうちに結末や話の流れが変わったりします。この終わり方はバットエンドなのでしょうか。私は良くわからないです。
もしかしたら読んでいただいた人の中には、この結末が嫌という人もいるかもしれません。ヒロインを好きになれない人もいるかもしれません。
でも、もし愛する人は美しいままで自分は老いていかなければいけないとしたら。望んでも子供が出来ないとしたら。愛し続けても自分は彼の長い長い人生のうちの幾つかの大恋愛の1つだとしたら。
彼女のように気持ちは揺らいでしまうかもしれません。彼女はイギリスにとって現実味を帯びないような人でありましたが、普通の女性でもありました。それでも、運命の人であったことには違いないのでしょう。
そして彼女はイギリスを祖国として愛し続けました。恋人のときとは違うものでも、彼女の中には愛情がありました。最後の真っ白なバラには、その愛情が込められているのでしょう。

この物語はバットエンドでしょうか?それは読んでくださった方に委ねようと思います。



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