Echtzeit | ナノ
Category:ネタメモ
2014 13th Jan.

 
★和風ネタ2 「遊郭もの」

 よくあるお話ですね。色っぽくていいなーとは思うのですが、不特定多数の方と関係をもつことになってしまうので、CP固定派のわたしはどうも敬遠してしまうお話でもあります。
 そのくせ一度だけ考えたお話が、あまりお客の入らなさそうな外れのお店というような設定でした。色と明かりと喧騒がごった返している表の通りから外れた、安っぽい路地のお宿のような。
 でも今考えると、そっちのほうが不衛生そうでした。

 そんなお宿でお客さんを取っているのが泉。遊郭とかそれ系の文化とかまったくわからず、本当に適当に作ったネタで恐縮ですが、泉はそこに住んでいるのか帰るのが面倒で居座っているのか、浜田と出会うのは昼というお話でした。

 狭くて小奇麗ともいえないお部屋で、泉はとくに見るものもなくぼんやりと窓の外を見てます。たぶん書いた時期がそうだったのでしょうが、梅雨空の雲は薄い鉛色で、小雨がしとしと降ってるなあという天気。
 昼間なので小雨程度だとだいぶ明るく、建物の屋根とか垣根とか、あじさいの株なんかを見るともなしに見ていたら、動く人影発見。どうもこの小雨に降られて雨宿りのために迷い込んだらしく、彼の眩い金髪に目を引かれた泉は、そっちじゃ濡れるだろと声をかけてお部屋に上げます。
 その金髪が浜田。あまり見かけないその色に引かれた泉ですが、話しているうちに浜田がおもしろいやつだなとわかっていろいろお話します。
 場所が場所なので自然とそういう話になります。泉は目があんまり大きいからとかそんな感じ。あんま大きくてこわいんだってさ、という泉に、浜田は「なんでだろうね、かわいいのにねえ」とかなんとか言ってこまし野郎と思われたりしてみたり。
 浜田が花街に来た理由も、浜田が何者かもわからないまま、雨が止むのと同じにおしゃべりも終わりです。また来て、というのは泉の仕事のうちですが、お客でもないしなと思っていたら、浜田のほうから「また来ていい?」と言われる。再度こまし野郎に認定しながら、金持って来ねえと上げねえぞと返したりして、出会いはそんな感じかなと思います。

 お酒とか甘いものとか持ってくるうちに、そういう関係になったらいいんじゃないかと思います。あちこち触りながらねえどうしたらいいのとか泉に訊いてたらいいと思います。泉はこいつぜってえわかってんだろとか思いながら教えてあげたらいいんじゃないでしょうか。

 そんなかんじでお話考えてみたことはあるのですが、ちゃんと終わらせようと思うとオチが思い浮かばず断念です。
 さわりのSSくらいなら出来そうですが。
 和風とか時代が昔っぽいものは書いてておもしろいのですが、オチがほんとにネックです。


 長々と失礼しました。機会があればこれもSSくらいにはしてみたいなと思います。


×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -