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すべての蛇の近くにいた山猫は
すべてが終わった時にそっと目を閉じていろいろな事を考えていました
もっと他にもあっただろうに
浮かんでは消えていくのは一番大好きで、それでも一番大嫌いな…あの懐かしい顔だけでした
ふん、とやっぱりそれが気に食わないとばかりに鼻息をもらして
向こうにいったら山猫はあいつにきっとこう言ってやろうと思いました
『憎たらしいお前の子供はお前にそっくりでやっぱり憎たらしかったぞ』
と
すまなそうな相手の顔が安易に想像できたので
山猫はこうも続けるのです
『だけど、楽しかった』
と
あなたは
怒るでしょうか
泣くでしょうか
呆れるでしょうか
それともやっぱり仕方のない奴だな、といって
笑ってくれるでしょうか
蛇と遊んでいると不思議に退屈しなかったので
遊びつかれた山猫はとても満たされたような気持ちよさで長い眠りにつきました。
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