『は、はははるやっ!!』
「何だよ?」
噛みすぎたろ、私。
でもどうもこのチューリップの前だと調子狂うんだ。晴矢はソファに座り、テレビを付けながら雑誌を読んでいる
『………っ、テレビか雑誌どっちかにしなさいよ。エコロジーって意味知ってる?アンタは別に無駄遣いとかしるかだろうけど、二酸化炭素が排出されるの。その二酸化炭素で困る生物がいるってこと少しは考えなさいよこのバカーン』
「あぁもうわざわざ長え説教ごくろうさん!!お前はもっと短くまとめることを考えろっ」
『バカにはこのくらい言わないと分からないでしょこの単細胞万年能天気馬鹿野郎』
「たんっ…てめっ」
『嘘は言ってないわよ』
「……ちょっと。」
ヒートが私を呼んだ。
嗚呼、分かってる、君には感謝してるんだよ。私は晴矢と夢中になっていた口喧嘩を置いてヒートの方へ。
「ちょっ…何なんだよ!!!」
置き去りにした晴矢が私の走った方向へ嘆いていた
素直じゃない
これは私に一番似合う。
「何で、素直にならないんだよ…」
『私が聞きたい!!』
ヒートの前で正座して頭を下げる。私は晴矢にあるモノを渡す為に一番晴矢を知り、分かってるいるヒートに相談したのだ。アドバイスを貰い、出陣したものの……結果。
『だって、晴矢が、悪いんだもの!白熊の事考えないからっ』
「確かに白熊の事を考えない晴矢は確かにいけないが、今は晴矢に渡す事が目的だろう?」
『ごもっともです…』
「今度こそはっ…て晴矢。」
『はいっ……へ?!』
「居た!!おい、最近俺に何かしら言いたいことあるなら言え」
まさかのいきなり出場
どうやら晴矢が正座している私の後ろに居たみたいで私は固まる
「ほら、」
ヒートが私の目を見て合図する。ええい、言うんだ。
渡すために相談したんじゃないか
『……晴矢これ、渡したかったの
』
「は?これ……」
『わ、わたしっ…晴矢が…』
(ことばのぷれぜんとに
たいせつなものを添えて)
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