ある日、グランに飴玉をいくつか貰った
透き通ったピンク色で大きさはビー玉より小さめ、
見た感じも匂いも甘そうな飴玉。


「…これを俺が食えと?」


甘い物は苦手なバーン食えと言われるのはまさに拷問。
しかしグランは俺はそこまで酷くないよと笑った


「彼女にこれを食べさせて、これに記述して提出してね」

「は?」


俺の疑問視にも無視してグランは手を
ヒラヒラ振って反対方向へと歩いていった
………とりあえずやるか
わざわざ言うわけだし
何かしらあるんだろうと一人で解釈しておき実行した



―1日目―


「ほらよ」

『…どうしたの?病院着いてってあげようか注射苦手だもんね』


グランから貰った飴玉らしき物をココアに入れて彼女に渡す
…コイツは腹立つ言葉を言う、本当失礼な奴だ


「俺は正常だ!!」

『異常だ!バーンが私が何も言わずにココア差し出すなんて…ヒートみたいに気が利くなんて…明日は嵐なの?……まあ、ありがとね』


にこりと笑って彼女は飴玉らしきもの入りココアを飲み干した



―2日目―


今日のオヤツはケーキだ
それに飴玉らしきものを忍び込ませた

3人で食べていると彼女が顔をしかめて


『何かガリッてした…』

「いっ…!?そのケーキ砂糖菓子が入ってるんだってよ!」


慌てて取り作った
何とかセーフ



―3日目―


『何か最近頭がウズウズする…』

「!?何だよ、痛いのか?」

『…どうだろ。痛くはないかな』


俺の飴玉らしきもののせいだと思う気がした
本当に飴玉なのか?
今日は昼飯に入れておいた



―4日目―


彼女が部屋から出てこない
ドアを叩くと来ないでと言われた
……そんなに頭が痛いのか、それとも…俺のせいか?
取り敢えず夜飯に入れとくことにした



―5日目―


『うぎゃあぁぁあ!』


彼女の叫び声
グランとガゼルでテレビを見ていた時だった


「バーンお疲れ様っ」

「……まさか」

「俺は色々と彼女から信用なかったからね」


急いでドアを開けると
彼女に耳、と尻尾


「やん、彼女可愛い〜あ、俺じゃないよ、やったのはバーンだよ!」

『っ……クソバーン!!』

「ちょ、待て!グランが…うあぁぁあぁ!!」


俺は彼女に何故か腹部に
ノーザンインパクトをくらい
意識が途絶えた












2に続きます



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