『晴矢はあたしの事好き?』
「ぶっ!」
『わっ、きたな・・・』
私の言葉に晴矢は飲んでいたコーヒーを噴き出した
「いきなり訪ねてきたと思ったら嫌な予感はしたけどよ…」
『そんなに噴き出す程のことかな……』
晴矢はいつもストレートだから私もって思ったんだけど……さ。
「で…なにを吹き込まれたんだおまえは」
『ヒロトのせいじゃないってば。』
「じゃあ、誰だ?」
『あたし。』
ニッコリと自分を指差して言う。
それに残念そうな晴矢の顔。
『…分かった。晴矢はあたしのこと嫌いなんだね、分かった、帰る。』
「ちょっ…何でそうなる!」
『お邪魔しました』
「おいっ、バカ!人の話を聞け!」
手首を引っ張られて丁度晴矢の膝の上…ずるい。赤い顔を隠すために顔を晴矢に見えないように俯く
『さっきの言葉、晴矢に返す。』
「何でだよ」
『人の話聞いてないのは晴矢じゃん。』
「聞いてたって」
『聞いてたけど答えてくれなかったのは聞いてないと同じなの。』
「・・・・・・分かった」
向き合ってた私の腰を片腕で持ち上げられてひょいっとベッドに投げられ素早く私の腕を拘束した
『えっ、あ、ちょっと!』
晴矢は私に股がり乗っているために足の自由もない両腕も晴矢の右手で掴まれている。
「口じゃなくて、身体に分かってもらうわ」
『や、ちょっ!違う!ちがうんだってば、やっ………んっ!!』
***