『明王ちゃん明王ちゃん』
「何だよブス」
思わず殴った、反省はしていない。毎日、仲良くなりたくてこうして話しかけてるも返ってくる言葉はいつも憎まれ口。いい加減、なついてほしいな。鶏みたいな頭してるのにこれまでなつかないとは、これじゃあまるで鶏以k…「殺すぞ」ああ睨まれた怖い怖い。
『ねえ明王ちゃん』
「だからそのちゃん付け止めろブス」
『……………。』
「おいなに黙りするんだよ」
『…………………。』
「おい!」
『………………………。』
「おい何か喋れ!」
『明王ちゃん』
「だから止めろっていってんだろ!」
ばしん、今度は私が殴られた痛い。
『女に暴力奮うなんてほんと鶏以下だよ(笑)』
「モロ言うな!なんだよそのかっこ笑い!」
『お前にサンが救えるか!』
「そっちのモロじゃねえ!」
『(笑)』
「だあぁああああぁあああああぁあ」
『ちょっと見苦しいな鶏乱さな…おっと』
思わず口が滑る、危ないとか感じたけれどもうすでに明王は私を睨んでいた、怖い
『なんで明王ちゃんって呼んじゃいけないの?』
「……カッコ悪いだろ」
そう明王が言うと自分の鶏頭をポリポリかいた
『ねぇ明王ちゃん』
「やめろって言ってんだろ!」
『私が何で明王ちゃんって呼ぶか考えた事ある?』
「ただの嫌がらせだろ」
『違うよ』
私は明王の尖ったような目を見つめて言う
『私が明王ちゃんの特別になりたいから』
そう言うと彼は私を見るなり顔を真っ赤にさせた
特別ないちばん!
(浸るのはもう終わり)
***
100529