バリバリと剥がされる包み紙
綺麗にそれをまとめると
中に包まれた肉などを挟んだソレを口に運ぶ
片手でそれを貪りながら
もう片方の手はじゃがいもを揚げたそれに向かっていく
食べ過ぎて太らないのだろうかと心配し尋ねようと思ったけど
自分が食べるのに誘っておいて聞くのはご法度かと思い
開きかけた口を閉じた。
黙って数分見ていると、彼は買ったばかりのそれらをすぐに平らげてしまった
「でも、なんでいっつも驕ってくれるんだい?」
「…あぁ、それは」
艶やかな唇に紅い舌
(手についた塩をなめる舌と)(コーラを飲む唇が好きだから)
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