「君のことが好きなんだ」

それは、姿を見た瞬間


「………え、っと」



「だからオレと付き合ってくれないかい?」

彼女が目に入った瞬間

「……アルフレッド君だよね?」


なぜだろう
久しぶりに会った彼女はとても綺麗になっていて
それは、唐突に自分の口から出た言葉だった


「ひ、久しぶり…なんだけど」

3,4年ぶりだ

確か15歳くらいの時だろう
初めて、彼女と出会ったのは

初恋の記憶というのは美しいものだ
結局、彼女に告白できなかった過去の自分や思い出が今走馬灯のように沸々と蘇ってくる

いきなりであることはわかってるし
まさか自分がこんなにも突拍子もない人間だとは思わなかった

頭があらがえない何かに支配されているとしか思えなかった

自分がいきなりこんなことを言い出すなんて

「あの…私…」


でも


ほら、

神様は間違っちゃいない








迷えない引力
(私も好きでした)(あの時も一目惚れだったんだ)


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