「フィンブルヴェト」
私は、静かに終末を呟いた
「…いきなりなに…」
「今、ふと思いついたの」
「…気味の悪いこといわないでよ」
「あはは、イースはラグナロク信じてる?」
ふと、頭に浮かんだ、なぜかはわからないけど。
特に何かあったわけではない、いや、何もないからこそ
そんなどうしようもないことを思いついたのかもしれない。
「…信じてない」
「はは、じゃぁ、気味が悪いなんて言わないでよ」
「だって、信じてなくても世界が滅ぶなんて伝説聞いたら気味悪いでしょ」
「…そう、じゃぁ別の質問」
信じてなくても、もし仮に本当にあるなら
「イースはその時、なにをする?」
「そんなこと「教えてよ」
「…別に…」
「…そっか」
「……っ、しいて言うなら」
「………?」
「…なまえと一緒にいる」
ラグナレクに愛を唄う
(…ふふ、じゃぁ私もそうする)(言わせないでよ、バカ)
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