NARUTO | ナノ


「え、ナルトそれ本当!?」
「本当だってば!昨日聞いたんだってばよ」


大変だ!早く教えてあげなくちゃ!私は来た道を戻って階段を駆け上った。クラス数が多いうちの学校は、私のいる7組とシカマルのいる2組だと3階分も違う。校舎の一番上まで登りきると息が整わないまま2組の入口をガラリと開けた。


「シカマル大変!キスは3秒までに決まったらしいよ!シカマルいつも長いから困っちゃうね!!」


キーンコーンカーンコーン。朝のHRを知らせるチャイムが響き渡る。始業直前だったからか2組の人はほぼ全員集合していた。


「、ギャハハハハー!なまえ最高!てかシカちゃんてそうなんだ」


シカマルの机に行儀悪く座っていた犬塚くんが笑い狂っている。あれ?なんか変なこと言ったかな。


「犬塚くんは早いの?だったら大丈夫だね!」
「ヒャッハッハッハ、もう本当なまえって可愛すぎ」
「おいキバ」
「なんだよキスの長いシカちゃん?ぷぷ」
「はぁ、マジでめんどくせぇ…」
「しかまるぅ、これからどうしよっかぁ」
「とりあえずお前は今日帰ってから説教な」
「ええーーーーー!なんでぇ!!!!!」


シカマルのためにと思っていち早く教えに来たのに!うちのクラスだってHR始まってるのに!なんて殺生な!ショックを受けて帰る背中にまだ犬塚くんの笑い声が聞こえる。前の扉から出て行こうとしたら2組の担任のカカシ先生が立っていた。


「えーと、もういいのかな?」
「はいすみませんでした」
「にしても早速効果ありとはね」
「はい?」
「いやいやこっちの話」
「?」


自分のクラスに戻るとナルトがあの校則作ったのカカシ先生だって教えてくれた。




キスは3秒までって規約



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