幾度も体を重ねたけど、いまだにこの空白を埋めてくれる答えが見つからない。これまでの過程で色んなものが減っていった。でも求めるものは欠片も手に入らない。「きっと、これ以上求めても空のままなんだろうね、」彼はそう言って、少し傷んできた私の髪をそっと撫でた。従順と背徳(この先は多分、闇。)