大学生×小学生





「スー、スー」

ちょっと…いや、かなりヤバイ。











据え膳食ってもいいですか?











今、俺の膝を枕にして寝ているのは弟。いや、正確には義理の弟だけど。
母さんの再婚相手だった今の父さんの連れ子だ。

昔っから弟という存在に憧れていた俺は、初めてできた弟が可愛くて可愛くて仕方がない。
可愛くて可愛くて…気付いたらそれは愛情に変わっていた。

いくら弟が好きだからといって、手を出すのはまだ我慢している。
だけど、こんな無防備に近くで寝られたら堪ったもんじゃない。

「可愛いなぁ」

呟いて、まだ張りのある頬っぺたをプニプニと人差し指で軽く突いてみた。

「ん、ゃ」

小さく抵抗はしたけど無意識らしく、まだ夢の中にいるらしい。
また突いてみると、今度は寝返りをうって俺の腰に手を回して抱き付いてきた。

「っな!」

予想外の行動にビックリして思わず固まる。

これはやばいな。
腰に抱き付かれたのもやばいけど、動いたことで腹チラ状態になっている。
しかも短パンから出ている白い脚も気になってきた。

俺はゆっくりと服が捲れている弟のお腹に手をのばす。

襲ってしまいたい気持ちをなんとか抑えて捲れていた服を直してあげた。
もうちょっと弟が大きくなるまでの辛抱だと自分に言い聞かせる。

「お兄ちゃ……すきぃ」
「……………」

弟が寝言でそう呟いた。
















据え膳食わぬは男の恥?



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