03





「や、やめ、きたなっ」

そう言ってるのに、晴紀はペロペロと舐め続ける。どうしようもなく恥ずかしくて、枕に顔を押し付ける。

「ん、ん、ん」
「伊武騎のここ、ヒクヒクして可愛い」
「ぁ、やぁ…言う、な」
「なんで?気持ちよさそうなのに」

その瞬間に、指を挿れられた。
ビックリして尻に力を入れてしまう。

「ひゥ!!」
「力抜いて…大丈夫だから」
「ふ、ぁん…も、欲し、い」
「え」

俺の言葉に驚いたのか、晴紀は動かしていた指を止めた。
もどかしくて、わざと晴紀の指を締め付ける。

「伊武騎のせいだよ。俺、もう我慢できないから」
「なに、ッや!!はぅん、あ、あ、あ」

いきなり挿れられて、そのまま腰を打ち付けられる。
晴紀の腕が前に回ってきて乳首を摘まれて、軽く引っ張られる。

「あ、あ、あ、んぁ」
「っ伊武騎、っは、すごい可愛い」
「や、イク…ぁん」
「いいよ、イって」

言われて、我慢できずにイった。俺がイってすぐに、晴紀のモノがドクドクと脈打って、中に出される。
そしてズルッと音を立てて晴紀が出ていってしまう。
ツーっと太ももを伝って晴紀の精液が流れた。なんか、もったいない気がして力を入れる。
寝っ転がると晴紀も隣に寝転がった。

「っは、もー…最っ悪」
「声、掠れてる」
「うっせぇ。…暑い」
「うん」
「エアコンの意味ない。汗でベトベト」
「うん」

そこで晴紀が立ち上がった。

「…風呂、入りたい」
「はいはい」

両手を伸ばすと、晴紀が抱きしめて起こしてくれる。

なんか、甘々な空気だ。
こんなんなら、梅雨も悪くない…かも。



 →



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -