▼ 「思水一景」

「水に映る女」のアイディア自体は、幻想怪奇漫画の名手・高橋葉介先生が得意とするものだなと思いながら書きました。いくつか該当する話はありますが、どれも好きでむさぼるように読みました。そういうわけで、この話もある意味オマージュといえるかもしれません。

作中に出てくる「男子高校生」はどこかで見たような……いったい何者なんでしょうね。
入水自殺した女の子、というのも短編群あたりで書いた気もしますから、もしかしたらどこかでつながるものがあるのかもしれません。

使用したお題は「水の音」「甘い誘惑」
題して「思水一景」(しすい・いっけい)
水面に問いかけるお話でした。