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どこかの電車

(2014/06/14)

「この線路が……」

「はい?」

「ワイキキの……ビーチまでつながっていたらなあ……」

「(反応に困る)…………さ、猿夢さんでもそういうこと考えるんですねえ! たまには休暇でも取ってのんびり遊びに行くのもいいですね〜! 
……あー(沈黙がつらい)……で、でも猿夢さんがハワイだなんて意外だなあ! やっぱりあれですか、オイルを塗って浜辺で焼いたりビーチバレーしたりするんです?」

「……列車ごと突っ込んで……ビーチを……恐怖の渦に叩き落とすんです……」

「そ……そう……ですか……」


猿夢
・スキンヘッド根暗。
・目が死んでいる。虚ろ。
・陰気臭い声のアナウンス担当。
・ボディピアスの次は刺青に挑戦したい。
・本来の実務を行うはずの小人がいない。
・電車ではなく「お猿さん電車」であるため洒落怖怪談駅員会に呼んでもらえない(と思い込んでいる)
・温泉に行きたい。

きさらぎ駅(二代目)
・つかみどころのない性格。
・容貌から新入サラリーマン風が抜けない。
・かたす駅・つきのみや駅・やみ駅といった後輩に慕われるタイプ。
・ぶっちゃけ猿夢を持て余しているが他に対処できる人材がいない。
・駅車掌ではなく「きさらぎ駅」とその駅で起こる怪異の総合。
・話の元が元だけに何をしでかすかわからない。


6月13日の取り留めのない会話の備忘録代わりに。
月上ゲ町本編にこんな連中が出てくるかどうかは定かでない。


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