▼ 深夜語り(1)
(2014/04/20)
ツイッター上で「深夜語り」と称して不定期更新しているもののログ。
YやTが都市伝説・妖怪・怪談などについて即席で、紹介とも何とも言えないコメントを呟くだけのコーナー。
百話集まると百物語が完成する……かもしれません。
1、『巨頭オ』
Y「内容の恐怖もさることながら、『巨頭オ』という響きも不気味だね。この「オ」を「村」の右半分が欠けたものとする解釈もあるようだが……余計に不可解じゃないか。だってそうだろ? 仮に「巨頭村」だったとして、数年の間に住人達はどうなってしまったんだろうね?」
2、『くねくね』
T「ストレートな名前だなあ。田んぼでくねくねしてる白いやつか……そういうのってたまに見ない? 田んぼとか、遠くのほうでくねくね動いてるやつ。いや、オレのは違うと思うけど。たぶん農作業してるおばあちゃんかカカシだよ…………うん。オレまだ死んでないし」
3、『スレンダーマン』
Y「そうそう、僕は以前からくねくねとスレンダーマンの奇妙な符合が気になっていたんだ。白くうねっていて、見た者を発狂させ死に至らしめる。ま、細かい差異はあるけどね。国を越えて共通するイメージがあるのかそれとも、案外正体は同じものなのかもしれないな」
4、『100キロババア』
T「最近のばあちゃんはパソコンできるだけでなく、足も速いんだなあ」
Y「……コメントは避けるとして、高速で走る都市伝説は老婆に限った話じゃない。お爺さんや赤ん坊に女子高生、サラリーマンやOLなんてのもある。足の速いのだけで一家族作れそうだね」
5、『鮫島事件』
???「この場所までいらしたことは褒めてさしあげましょう。あなたは実に優秀なお方だ。しかしお客様、知らないほうがいいことも世の中には沢山あるんですよ。……もっとも、後悔するには少し遅かったようですが」
6、『猫又』
T「あれ、化け猫も尻尾が二本あるんだったっけ?……っていうか何が違うんだろう。そういえば、ひのき屋のばあちゃんとこの猫も尻尾が裂けてたような……間違えて尻尾を踏んづけた時に割れたって言ってたけど、本当かなあ」
7、『ミミズバーガー』
T「その話ならオレも聞いたことあるよ。これはさすがに信じなかったなあ。食べてたら気づくだろって思ったし。でも、後々ミミズのほうが高級品って聞いたときびっくりしたっけ。うーん、意外とおいしいのかなあ、ミミズ……」
8、『さとるくん』
S「十円玉は『こっくりさん』、着信のたび近づいてくるのは『メリーさん』、しかしてその正体は……ハイブリッド現代都市伝説『さとるくん』! ちなみに名前は心を読む妖怪『さとり』から来てるってらしいんだよね。いやいやパクリじゃありませんー。リスペクトですー」
9、『十三段階段』
T「あのさ、これって一番上と下の床になってる部分は数えるの?」
Y「僕は床を含めて段と考えているが個人差はあるだろうね。でも上るときに下の床まで入れると数がおかしくならないかい?……『増減する階段』の正体も案外単純に数え方の違いから来ているのかもね」
(追記におまけ)
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