ごみ箱 | ナノ
悪友


「夏だ!海だ!水着だ!」

「まずお前は服を着ろおおお!!」

「なによ?真っ赤な顔して。DTなギルちゃんのためにせっかくこーんな可愛い水着買ったって言うのに、」

「どっ!おっ!なっ!」

「どう?この水着。なかなか可愛いでしょ?ちゃんとギルの好みに合わせたんだからね!」

「な、なんでお前が俺の好みなんか…」

「あんたの好みなんて誰だって分かるわよ。何百年一緒にいると思ってるの?」

「な…なんか近くねえか?」

「露出激しいの好きなんでしょ?こういう」

「なっ、」

「……インターン押したのに誰も出てこないと思ったら、2人だけで楽しそうなことをやってるとは…」

「あらフランシス、ボンジュール」

「ボンジュール、はなこ。今日は一段とすごい恰好だね。まあお兄さん的にはもうちょっと隠した方が好きなんだけど…」

「ちょっと近いんだけど、フランシス」

「気のせいだよ気のせい、はあはあ」

「フランシスー!置いて行かんとってえなあー!」

「ふぐっ!」

「あ、しもた」

「ナイス、アントーニョ」

「あれ?はなこなんで下着のままなん?もしかしてシャワーでも浴びとったん?」

「やだトニーったら。これ下着じゃなくて水着なの。どう?可愛いでしょ?」

「ほんまやなあ、ロヴィがこれ着たら…」

「ロヴィがこる着るわけないじゃん。こんなの」

「そうやんなあ!」

「お、お前ら何しに来たんだよ?」

「え?あかんかった?」

「いや別に駄目ってことは…」

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