素敵なお二人に会いました
「初めまして。おなまえって言います。」
「こっちがチャニョルでこっちがハナ。クラスで仲良くさせてもらってる二人だよ」
「チャニョル君にハナちゃん、ギョンス君がお世話になってます」
彼女面かな?お世話になってます、だなんて。ぺこりと頭を下げて顔をあげたらチャニョル君とハナちゃんはよろしくねとやさしく言ってくれた。
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「ギョンスって図書委員だったんだ」
「うん。一緒に図書委員やってたんだよ」
「今じゃ俺らの中じゃドSポジションだよ、ギョンス」
「私の高校にいた時も裏ボスって言われてたよね?」
「え、おなまえちゃん知ってたの?」
「うん、知ってたよ?」
ハナちゃんがお茶しようってスタバに連れてきてくれてみんなで飲みながら雑談。私の知ってたギョンス君じゃない話も聞いた。最初は挙動不審だったとか、想像できない。チャニョル君もハナちゃんも話が上手で会話が途切れない。息のあった二人で、ハナちゃんがこぼしちゃったり顔の周りにクリームがついてたら拭き取ってあげるチャニョル君にこっちの顔が赤くなっちゃう。
あ、もう18時だ…そろそろ帰らないと。楽しい時間はすぐに過ぎちゃうね、本当に。3人にそう告げるともっと楽しいところに連れて行ってあげれなくてごめんねってチャニョル君とハナちゃんが。二人とも本当に優しい人だなぁ。私が、楽しかったですと二人に言うと二人は喜んでくれた。
「じゃあ、私たちはここで」
「ギョンス道間違えるなよ?」
「二人ともありがとう」
「私も楽しかった!また来てね!」
「今度はベクとジョンデにも会ってもらおう!」
「ありがとう。チャニョル君とハナちゃん、本当にお似合いですね。」
私が二人にそう言うと照れるハナちゃんに、ありがとうとお礼を言ってくれたチャニョル君。それとね、チャニョル君とハナちゃんが気を使ってくれてギョンス君と二人きりにしてくれたんだと思う。「また遊んでください」ってちゃんと言えた。待ってるねって言葉がとても嬉しい。
「おなまえ、行こう」
「うんっ」
ギョンス君に言われて後についていく。そう言えば今日初めてギョンス君と二人きりだ。急に緊張してきた。落ち着け、私の心臓。
「あのさ」少し沈黙になってギョンス君が私に話しかけてくれた。「ん?なぁに」平常心を保ってそう返事したら「少し時間ある?」だって。本当は、あんまり時間はないんだけど「うん」って言っちゃった。…少しでもギョンス君と一緒にいたくて。
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