ミンナデハツモウデ、チョッピリオセンチ
「「3,2,1・・・」」
「「「「ハッピーニューイヤー!!!」」」」
日付変更で神社に御参りに来た俺達。本当は家で年越しだったのに神社がいいっておなまえがうるさいから来た。
「おみくじ引きたいなぁ」
「めっちゃ並んでるぜ?」
「並んでまでひく。けど寒いから誰か甘酒買ってきて。」
たしかにおみくじすごく並んでいる。お賽銭投げてぱんぱんするのにも並んだのに。
「ほらB組のお二人買ってきてよ」
「クラスかよwまあいいよ、行こうぜチェン!」
「おっけ〜」
ベクとジョンデが行ってくれた。珍しくベクが素直に行ったなぁ。
「ちゃのる」
「ん?なにー?」
「2,3年にかけてクラス替えないじゃん?だから卒業までよろしくね」
「・・・そうだね、じゃあずっとおなまえと一緒だ。」
「ちゃのるは彼女とか作らないの?告白とかされてるじゃん。」
「んー。」
たしかによく告白されるし、女の子はすごい寄ってくる。今までだったらすぐにOKして付き合ってたけど・・・
「俺は、彼女が出来ておなまえと一緒にいないでって言われるのが嫌。」
「あー。そっかなるほど。彼女できたら一緒にいれなくなるもんね、私達。」
「今が楽しいからそれでいい」
「じゃあ私もちゃのるの為に彼氏作らないね?」
「俺のため?ふふ、ありがと。・・・好きな人もいないの?」
「好きな人は・・・いるよ?」
驚きを隠せなかった。おなまえに好きな人が入るって話。今まで恋の話とかしなかったから知らなくて当たり前だけど・・・好きな人、いたんだ。
「好きな人いたんだね」
「誰にも言ってないし言うつもりもない〜」
「うまくいったら教えてね?」
「・・・うまくいったら1番に教えてあげる。」
言うつもりもないってことは聞くなって事かな?誰だか気になるけど聞かないでおこう。あ、ベクとジョンデが返ってきた。・・・今年も楽しい1年になるといいなぁ。
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