「ヌーナーのげーたーばーこー はっけーーーーん。」




「なに?ヌナの下駄箱?」




「そうそう!ヌナの。」









下校前の学校生活最大とも言える楽しみ、俺の大好きなヌナの下駄箱チェック。週3ぐらいでチェックしてる。タオが来てから行くのは初めて。さぁ、ぱかっと開けちゃいましょー。







「タオちゃん開けていい?」




「え?まぁ、いいけど」




「えーーーい!…あ。」










タオが勢い良く開けたあと、ごめんなさいって謝ってきた。あぁ、今日は入ってたか。クソ。タオに見せたくなかったけどまぁ、これが現実。ヌナはよく悪いイタズラされるんだ。画鋲入れられたり死ねって書かれた幼稚な紙とか入れられたり。そりゃ、まぁ、かの有名な先輩達と仲良しな上の嫉妬っすよ。ヌナは言わないけどね。だからたぶんルハン先輩とかチャニョル先輩は知らないんじゃね?まぁ、いいけど。









ついつい物心でヌナの下駄箱開けて見た時(ストーカーです)にちょうど入っててさ。いてもたってもいられなくてヌナの下駄箱にシロツメクサめっちゃ詰めたりとかしてさ。最近はお金かけて花屋で花調達してるけど。結構かなりの出費なんですけど。ヌナ課金。課金しても課金しても攻略できませんけど。












「フナ、それなーに?」




「んー、ちょっとした花と手紙」




「タオちゃんもメッセージ書く!」




「いいよ、っておい!ヌナ中国語読めねーよwww」




「そっかぁ、韓国語ねぇ」




「いやwww韓国語でウォーアイニーと書いても意味わからんてwww」











俺のヌナサランヘヨとタオのヌナウォーアイニーと書いた紙を入れて下駄箱を閉じる。さぁ、やることはやったし帰ろーっと。ヌナが笑ってくれるんだったらなんでもいーや。ヌナに怒られてニヤニヤする俺は変態なのかもしれないけどなんでもいーや。あー、早くヌナに会いたい。今日の夜電話してみよっと。

































































「今日こそカラオケな!」




「ハッピーチャニョリータとオールナイトだな*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*キラキラキラキラキラキラ」




「キラキラキラキラうぜぇ。一人でやってろ」




「けぷそ〜ん」




「俺早く歌いたい!早く行こう!!!」




「靴履くから待ってー!」









やっと憂鬱な水曜日が終わった。本当は直帰したかったけど最近の付き合いの悪さに怒られ強制的にカラオケに連行されるみたい。あ、あの野郎、下駄箱にやりやがったな。…ウォーアイニー?なんだそれ。つーかこの花ほんと花粉。花粉症なんだっつーの。まじ。花粉。











ヌナ課金
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