作戦その一

敵を誘導しよう!


と、いうわけで…とりあえず相手の隙を窺いますか。


…まいったな、ぜんっぜん隙がない。
くそ、目立つ銀髪にやる気のない目しやがって。
こっちに気付いてんのかも分かんないし。

…ん?何かに気をとられたっぽい。
攻めるなら、今だ!


「!」


キン、キィン!


あ、投げた手裏剣全部弾かれた。
うーん、今のでこっちの場所知られちゃったかぁ。

ホントは攻撃して追い詰めてくのが良かったんだけどなぁ。


…うわっ来た!

銀髪の忍はクナイを構えて一直線にこっちに来る。

あーもう!バレバレってわけね!
余裕そうな顔して…ならおびき出してやる!


作戦その二

…よし、逃げよう。


タッ


「待て!」

「誰が待つかバーカ!」

「っ!?」


ん?なんか驚いてる?
なに?喋らないとでも思った?

相手が投げてくる手裏剣をギリギリで避けながら、こっちも手裏剣を投げる。

たまに起爆札が付いてるのも投げるのは…手元が狂っただけだよ。
いやホントに。

派手な音をたまに出しながら逃げ回るが、ただがむしゃらに逃げてるわけじゃない。

ちゃんと計算してだね…うん、そろそろかな。


「っ!?」


銀髪の投げた手裏剣が足に掠ったらしく、太股に激痛が走る。

それと同時に足が縺れて転んでしまった。


「っ痛ー…」

「…鬼ごっこは終わりだよ。降参するかな?」

「…わかった。降参する…なんて」


銀髪がある場所まで来た瞬間に印を結んだ。


「言うわけないでしょ!」


成功してよ!


「符術奥義!“三符囲み”!」


読み方はそのまま“さんふがこみ”。
ネーミングセンスないとか言うのは無しで。


「!体が…!?」

「動かないでしょう。ついでに力も抜けて入らない状態だと思います。貴方の体力とチャクラは私のものになりつつありますから」


じわじわと、ね。


結論:作戦大成功!
((敵は捕らえた))
((あとは目的を吐いてもらうだけ))

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