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家に着いてから数時間、ご飯を食べてお風呂にも入り、まったりとした時間を過ごしていた。

ソファに座ってなんとなくテレビを見ていると、両手にホットココアの入ったおそろいのマグカップを持ったレッドかとなりに座った。


「あ、ありがと」

「ん」


ゴクゴクと一気に流し込むレッドを横目にカップに口を付けると、私にとって一気飲みするには熱い温度だった。
よく飲めるなぁなんて思いながらふうふうと息を吹きかけて熱を冷ましていると、もうココアを飲み終わってしまったらしいレッドが私をじっと見つめていた。


「…なに?」

「熱いの?」

「う、うん…ちょっと」

「ふぅん」


益々首を傾げていると、未だ私を見つめたまま、レッドが片手を私の頬に添えて、くすりと笑った。

…なにこれ。何か…いつものレッドじゃない!何かおかしい!



「…☆」

「な、なんですか」

「可愛い」

「!?」


危うくカップを落としてしまうところだった。

…じゃなくて!


「え、なに?レッド何か変なもの食べた!?」

「思ったことを言っただけだけど」

「………」


かあぁぁっ、と、一気に自分の体が熱くなったのを感じた。

固まって動けずにいると、レッドは開いていたもう片方の手を私の腰に回し、体と顔をぐっと引き寄せて、きた。


「顔、赤いけど。」

「だだだだって!」

「照れてるの?可愛い」

「……っ」


今までずっと長いこと一緒にいたけど、レッドはこんな短時間に"可愛い"を連発したことはなかったはず。いや、そもそもそんなこと殆ど言われたことなかったよね!?悲しいけど!

…あれ、確かこんなこと、つい最近話題になったような…、

なんて頭の隅で考えていると、


「……って!ちょ、ちょっと!」

「なに?」

「どこ行くの!?」


突然横抱きにされ、持ち上げられた。
レッドは私の問いに答えてはくれず、そしてその足はベッドルームへ。

何か凄い嫌な予感する!!


じたばた抵抗しても私がレッドの力に叶うはずがなく、あっさりとベッドルームに運び込まれてしまった。


「レッドまさか、」

「そのまさか」


ニヤリと笑ったレッドは私の抵抗も気にも留めず、問答無用で私のパジャマを脱がしていった。







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「はぁ、あ、んん…」

「…もう濡れてる。可愛いな」

「あ、やぁ…」


まだ少ししか触っていないのに、もう充分に濡れそぼっている☆のそこにふぅ、と息を吹きかけると、☆の体がビクンと大きく跳ねた。

指を二本、じらすようにゆっくり差し込みながら、☆の表情を伺う。

すると☆は、声を出すまいと涙目になりながら自分の指を噛んでいた。
その扇情的な姿に、自身がさらに膨張したのを感じた。


「んん、んぅ…!」

「こら、噛んじゃだめだろ」

「あっ……!」


ナカをかき混ぜつつ☆の口から指を外させると、噛み痕が赤く痣になっていた。

…女の子なんだから、傷が残ったら大変だろ。

そう思って痛々しいそれに舌を這わせると、☆はいたたまれないような、戸惑いを含んだ瞳を揺らしていた。


「痕。ついてる」

「やだ、なんか…」

「指、気持ちいい?」

「…っ」


図星か。
顔を赤くしてそっぽを向いた☆を見て、次からは指も攻めてやろうと、頭の中にメモをした。


中も充分解れてきたところで舌を指から離し、両手をシーツに縫いつける。
そして入り口に先を当てがい、ゆっくりと進入していった。


「っあ、んぁ……」

「こんなに締め付けて。可愛いな」

「や、やだレッド、っあ!」

「ふ」


どうやら☆は、"可愛い"だとか"好き"だとか、そういう類の言葉に弱いらしい。
現に今可愛いと言ったとたん、元々キツかった☆のナカが更にきゅっと締まった。

限界を迎えてしまう前に早々律動を開始すると、☆は早くもガクガクと体を震わせて達してしまった。


「☆、好きだ」

「あ、ぁん、レッ、ド……ッ」


イったばかりでまだきゅうきゅう締め付けてくるのをお構いなしに、また激しく揺さぶる。

耳元で好きだとか可愛いとかを囁きながら秘芽を軽く弾いてやると、また膣内が強く締まった。


「…凄いな」

「も、…だめ…」

「…まだ、あとちょっと」

「は、あぁっ!」


いつもより明らかに反応がいい☆。
正直、ここまで言葉だけで感じてくれるとは思わなかったから、だいぶ驚いている反面、喜んでいる自分。

そして恥ずかしさのあまり涙をポロポロ流してあえぎ続ける☆に、どうしようもなく愛しさを感じ、その吐息を奪うように深く口付けた。

すると☆は最初こそびくりと舌を震わせたが、少しするとおずおずとその舌を絡めてきた。

その姿に、さらに余裕がなくなる。

いい加減二回も激しい収縮を受けて俺も限界が近いので、ラストスパートをかける。


「あぁっ…も、だめ……!」

「☆、好きだ…全部、嘘じゃないから。」

「っ…レッド、はぁあ、私も、」

「……」

「すき…」

「………っ」

「ぁあっ……!!」


その言葉を聞いた瞬間、俺と☆は、限界を迎えた。






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「……………」

「……………」

「…な、何か言ってよ」

「…好き」

「もうそれはだめ!」

「…何で」

「…だって…」


恥ずかしいんだよ。すっごく。
そう小さく呟くとレッドはふっと笑って、抱きしめていた手に更に力を加えた。


「凄かったもんな、締め付けが」

「わーーーー!」


耳を塞ぎながら大声を出すと、至近距離にいたレッドには大ダメージだったようで、うるさい、と頬をつねられた。


「言ってほしかったんだろ。」

「…え」

「デパートで話してたし」


………………。

あっ、あれか!コトネちゃんとヒカリちゃんと話してた…!

って言うか、


「聞いてたの!?」

「騒いでたから嫌でも耳に入った」

「そ、そうですよね…」


何かいろいろもう、情けない。
そう思って俯いていると頭の後ろに手が添えられ、レッドの胸に押しつけられる。


「いつもちゃんと好きって思ってるから。」

「…………」


不安になることもあったなあ。
あの場所で私は、そう言ったような記憶がある。

それは大分前の話で、私は全然気にしていなかった。
でも、レッドはそれを気にかけてくれて。

…まぁその結果がこんなんだけれども、私はそれが素直に嬉しかった。


「でも、あんまり言っちゃだめ」

「照れるから?」

「それもあるけど、…何か、ありがたみがなくなっちゃう」

「なんだそれ」


二人で顔を見合わせて、クスクス笑った。

それからレッドはちょっとまじめな顔をして、これで最後だから、と言って極上の愛の言葉をくれた。




(お前だけを、愛してる)




 
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