『ハイ!
 皆集まったね!!

 真夏の夜
 こんなに暑い日は涼しく
 なりたいわねぇ…

 と思いの貴方!
 この心霊映像を見て身も心も
 冷やしましょう!☆』


「「「「………………………」」」」


うん?
なんなのこの沈黙は。
すると急に青ざめていった真琴が口を開いた

「ふ、ふーん
 俺ははやく帰らないt『逃がさないわよ真琴くん』

「えー!
 僕はアンパンマン見るからって
 来たのに!」
「君、そんなのにつられて
 来たんですか」

「っていうか
 なんで俺の家…」

『ハルの家が一番広いし
 私が泊まるのに一番楽だから』
「オイ」

磐鳶高校水泳部が集まり今から上映会をはじめる。
あ、真琴が泣きそうになってる

『大丈夫だよ真琴
 ちょっと背中に女の人が
 のりうつるだけだから』

「それが一番怖いよッッ!!!」

相変わらずのビビり真琴はからかうともの凄くおもしろい
クッション握りしめてるし
ハルや渚は通常運転だし
怜は────……


『あれ、怜って幽霊むり?』

「なっ!
 なななななにを言ってるんですか
 そんな非科学的なものを!!!」

『うん、わかったから
 目が血走ってるから』

「怜ちゃんのレイは
 幽霊のレイと同じだもんね!」

「全然違いますよッッ!
 なんでドヤ顔してるんですか
 殴りますよ渚くん」

『じゃ、いれるよー』

DVDを入れて皆で横一列に並びながら見る。うわ、これ怖いなー音がでかいし


《廃墟の〜〜〜…》


「うわアアアアッッ!!」

「真琴うるさい」

『なに、真琴!
 まだ何も出てないよ!?』

「む、むむ虫が!耳元でっ!」

「あーあるあるそういうのー」

「はっ、この程度のもの…
 りりりり理論は完璧です」

『なんの理論だよ』


《バンッッ!!》

「ひぃッ!」

『「うわっ、」』

「音でビビらすのって反則だと
 思うなー僕」

『だよねー』

「秋羅、そう思うなら離れて
 真琴も。暑い」

『ハル怖くないの?』

「…別に」

『ちぇー
 見てよ、真琴なんてハルに
 しがみつきながら
 縮こまっちゃってる』

「こわいよぉー」

「声高っ!
 怜ちゃん、めがねの音うるさい」

「めがねの音ってなんですか」

君の眼鏡震えすぎてカチャカチャ鳴ってるんですけど
怜くんバイブレーションみたいに震えまくってるし。

《ヴァァオオオッッ》

「ギャアアアアアッッ!!」

『ひゃふーーーッッ!』

「すごーーい!みてみて!
 イワトビちゃんみたいな顔だねー!
 イワトビちゃんに髪の毛
 はえてるみたーい!」

「眠い」

「(カチャカチャカチャカチャカチャ)」


暫くしてDVDも終わった
ハルは相変わらずで、真琴がぜーはぜーはー息切らしてるし、渚はイワトビちゃんの話で盛り上がって、怜はバイブレーションだった

なんて、異色メンバー

『あーこわかったねー!』

「そのわりにスッキリした顔だな」

『えへへー

 まぁね!あのs(ぱちんっ)


『「「「「!!!!??」」」」』

いきなり辺り一面が暗くなった
停電か!?思わずハルにくっついてしまった

『うぇ!?』

「みんなぶじー?」

「ひっひ、ひっ…」

『真琴がやばい、声でてない』

(パリィィィン)

「今の何の音!!?」

(ドサッ…)

『真琴が倒れたァァァッ!』

「これが心霊現象…」

『いや、他の家も暗いっぽい』

「怜ちゃんは?マコちゃんは?
 生きてるー?」

「とりあえず俺ブレーカーあげてくる」

「『行ってらっしゃい』」


(ぱ…っ)


『ついたー!』

「目がチカチカするー…って
 怜ちゃァァァァん!
 マコちゃァァァァん!?」

『真琴白目むいてるよぉぉ!』
 
「さっきのパリィィィンって
 怜ちゃんの眼鏡パリィィィンだったんだね!」

「大丈夫か」

真琴と怜が白目むいて倒れていた
こんなときに停電だなんて、なんてタイミングが悪いんだ


「うっ…うっ
 怜ちゃん、僕…怜ちゃんのこと
 忘れないよ…うっ」

『怜!怜ぃぃぃ!』

「それ眼鏡だけど
 本体たおれてるけど」




(ごめんね2人とも)
(鯖やいてくる)
(手伝うー!)



オチがないo(^o^)o
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