ごめんねカイジ。
これでも愛してるよ。


「バカバカバカッ!!和也のアホ!!」
「なんとでも」
「〜〜〜信じらんねっ!!」
「うんちょっと黙ってて?」

カイジに散々わめかれたが、それはそれってことで。

オレはアイスクリームが絡んでる指をそっとナカに挿し込んだ。

「っ……あ…」
「なかなかいいデショ?」
「ふざけっ…!」


まったくカイジは…

ビリビリ感じてるくせに。
今すぐイっちゃいそうなくせに。

なんでこんなにも強情で、素直になれないんだろうね?

おかげでオレも煽られっぱなしよ。


「んっ……!」
「ちょっと我慢」

カイジの熱いナカをゆっくり探っていく。
あーイれたくなってきた。

この人マジでそそる。


「和也お前…ゆるさねーぞっ…!」
「ごめん聴こえなーい」
「おいいいぃぃぃい」

―――バタバタと脚を動かして。

それでカイジなりに抵抗を試みてるつもりなんだろうけど。

残念でした。
そんな力が抜けてる状態ではそれも敵わないね。

ジッとしてればすぐ済むのに。
カイジは少しおバカなんだと思う。

ああでもメチャクソ可愛い。
指をクッと曲げてみる。

「―――――ぁ…」

カイジの身体がしなった。
なかなか面白い。

「そろそろイれよっかなー」
「はっ…、やめっ…」
「はい足もっと開いて」
「〜〜〜〜!!!??」

いい具合に解されてたカイジのナカに自分のをずぶずぶと埋め込んでいく。

「っ、ん、ぁあ…っ」
「うるさいよカイジ…」
「ん…ぐぅ…っ」

手のひらでカイジの口を塞ぐ。

したらカイジの湿った吐息がぶつかってきて、

正直ヤバい。

この人は素でエロっちぃから困るよね。
これでもオレ、いろんな場面でやきもきしてんのよ?

今までどのくらいの人間がこの黒髪に触れたんかなー…とか、

地下いるとき何かされたことあるんかなー…とか。

もう考えるだけで頭パンクしそうなんだ実は。

それを悟られないよう振る舞うのでオレは必死なわけで、もっと必死なカイジを見てるとすごくクるものがある。

単にカイジが感じやすいだけなのかもしれないけどさ。



ふわり。
ふと甘酸っぱいストロベリーの香りが漂う。

まぁストロベリーアイスを潤滑油として使っているのだからそれは当たり前なのかもしれないんだけれど。

でもなんか…

この甘ったるいにおい、

まるでカイジ自身から発せられてるように感じる。

まさかね?
まさかだよね?

お世辞にも可憐とは言い難いこの伊藤開司からイチゴのにおいがするなんて。
オレの錯覚、だよね?

――――そう思いつつ、

どこか錯覚じゃない気もしちゃうから恐ろしい。


「和ッ…うぁ…っ…!」
「っ……」

そのうち恐ろしいことに、

カイジがイきそうになって身体を小さく震わせるだけでストロベリーの香りが舞うようになった。

どんだけ。

半信半疑だったので、試しにカイジの首筋ら辺でスンと鼻を動かしてみる。

したらさっきよりも濃いイチゴのにおいがして、

オレはやっと確信を得たのだ。

「…なぁ…カイジ…っ?」
「っ、んだよ…」
「カイジからイチゴのにおいがする…」

告げるとカイジは思い切り顔をしかめた。

「な、に、言ってっ…?」
「や、大マジだって」

カイジには訳がわからないらしいけど。

きっと本人には知り得ないことなんだろ。
つまりオレだけが知ってるカイジの秘密ってことだ。

もちろんいつでもイチゴのにおいがするわけじゃなくて、

イきそうなときにふっと香る程度のものだけれど。

そのレアな感じがますますいいじゃん?なんて思う。


「ねぇ…カイジ」
「はっ…?」
「オレ以外が味見することは許さないから」
「っ…え、なに…」

はぁはぁと息を乱すカイジからは、

やはり甘酸っぱいイチゴのにおいがして。

その香りに包まれているうちに、次は練乳でも試すか―――なんて思いついて。

あとで早速取り寄せてみようと段取りを組みつつ、

カイジからは見えない角度でこっそりほくそ笑むオレなのだった。


そうとは知らず不可抗力で甘い香りを放ち続けるカイジ。
ホントおいしそうに熟れてるね。

オレが丁寧に解したおかげで入口は気持ちよさそうに蕩けてるし。

ともすれば速攻で傷んでしまいそうなほどグジュグジュに濡れちゃって…。

これもひとえにオレが可愛がりすぎたせい?

でもダイジョビ、

こうなったらこのオレが責任もってあんたを味わって喰い尽くしてやるからね(笑)






カイジさんがイくとイチゴのにおいがする…というのはわたしの理想!そういう体質だったら可愛いし、坊ちゃんも気に入るだろうなって。

Mar. 19, 2013

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