私ははじめて先輩のを口にしたとき思ったのだ。すごい。こんなのはじめて。ドキドキしちゃう。だってこんなドキドキったらなかった。女子にはないのよ。それだけじゃない。よほど柔軟しきった体じゃなかったら普通の男子は自分のを口にするなんてできっこない。だからこそドキドキした。先輩が口に入れられないところを私が口に入れるのだ。すごい
先輩は私の前にはじめてそれを出して「噛み付いて引っこ抜いてもいいんだけど。」と平然といいのけていた。私は首をふるふると横に振って、恐る恐る口に入れエッチな本に書いてあったみたいにしてみた
私の中の大宇宙が私の中の地球をたくさんたくさん増やし私の中のお布団の中の暗闇に流れ星を降らせた。その流れ星はアニメやマンガの世界の様なきちんとした星のカタチをしていた。きれいだな。気づくと口の中にじわりと苦みが広がった。私のブラックホールは湿っていた。不思議と目の奥も湿っていた
そのあとはじめてブラックホールに異物が入った。正直そんなことはどうでもいいのだ。大事なのは先輩のを口にしたことで、あと何回口にできるかなとか、とにかく気になることはたくさんあるのだ
いつの間にかDSを始めている先輩の横で小さく呟いた

「私は明日から全国各地をまわります」

それだけ言って身支度を整えた。すっかり渇ききったブラックホールに対しぐちゃぐちゃになった目玉が一緒にこぼれ落ちそうだった。私ばっかりいい気持ちで私ばっかりしくしく悲しい始末である
そんな私に先輩は使い終わったベロベロタプタプのゴムを投げつけた

「寂しくなったら元気な新メンバーにでもつっこんでもらいなよ」

と言うので

「寂しくなったらお色気ムンムンの看護婦さんにでも気持ち良くしてもらってください」

とはじめて人に湿ったパンツを投げた
入ってくるのはいいんじゃないか、でも口に入れるのは私だけなんだからと病院を後にした。さて問題です私は何回はじめてと言ったでしょう
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