「いった」
部室の端で縮こまり痛そうに頬を撫でている。そんな彼の顔を見れば頬が赤く痛々しい。思いっきり叩かれた衝撃で倒れ込んだ彼を上から見下ろして今度は脇腹を蹴り上げた
げほげほとむせ返り頬にあった手が脇腹に添えられた
「いたい?」
「うん」
座り込んで俯く彼の前にしゃがみ服を持ち上げ、しげしげと今までのそれを眺めた。また青紫色が増えていく。きっと明日もそのまた明日も、どんどん増えていくかもしれない。嬉しくなって痣の一つをゆっくりと撫でた
「はんだ」
今度は唇にキスをして優しく抱きしめた。そして背中に爪痕をつけた
「大好き、はんだ」