略してものごと

編集小十郎と小説家伊達さんのおはなし


▼しょうせつか だてさん

うれっこ作家。賞を取ったら作品がドラマや映画化されちゃって毎日忙しい。
テレビのオファーが来てるけど顔出しは(めんどくさいから)NG。
インタビューに答える時は顔写真無しならOK。
そして作品の奥付は酒瓶を載せてる徹底ぶりに、逆に目立ってる。
お酒が三度の飯よりも大好きです。
最近印税がいっぱい入るから原稿ほったらかしてお酒買いに行っちゃう。編集は泣いている。
冬は半纏。夏は着流し・甚兵衛を着回す人。
原稿も紙派なので一見古風な人。
編集の目を盗んでお酒を買いに行くことがとても楽しい。真面目な小十郎をからかうことが趣味になりつつある。


▼おにへんしゅう こじゅうろう

鬼 編 集。
作家が原稿中無言で背後に立ち続けます。するとその無言のプレッシャーに誰もが期限にまでに原稿を上げてくれます。
期日までに上げないと許さねえと言わんばかりの姿はまさに鬼。
自分にとって編集という仕事はもはや天職ではないか!なんて思っていたのに伊達さんの担当になってからはその思いは砕かれました。
真面目に執筆をしていれば期日までに書き上げられるくせにあの手この手を使って逃げるので、そのたびに連れ戻す作業。
伊達さんにプレッシャーは効かないけども、鬼のような顔で追いかけ回すので、結局、鬼編集に変わりはない。
伊達さんの物語は純粋に好き。


▼しょうせつか さなだくん (2話目より登場)

新人作家でもあり伊達先生の熱狂的ファン。
思い込みが激しいので「これだ!」と思うと一直線。
高校読んだ伊達さんの作品が己の人生を変えた、とは本人談で彼のような小説家になろうと決意する。
顔も分からない先生に想いを馳せるも顔出しを徹底的にNGなため、いつしか作品の中の主人公を伊達さんのイメージに定着させた。
2話目で出てくる真田くんのおはなしの中の伊達さんは完璧に妄想の産物でした。



設定はまだ増えます。



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