3151~3180

運命気取りの風が吹いた
どんな風に視界を遮ってもいいよね
君が語る願いはいつも甘い香りがするよね
ゆらゆらと逃亡を図る煌めき
飽きるまで眺めていたいから
遠くの山には白い雪とラチェット
つたないショパンを枯れるまで
振り返らないことをどこかで知っていたはず
意味のない日々で誰かを愛していたいのかもしれない
フリアの香水

そしてよみがえる振動で覚めていく
夜のむこうで君はどんな人を好きになるの
忙しない世界のボウルにまず卵黄と砂糖を入れて
ほろ苦い無がふくらんでい く
何もないから空は晴れている
やさしい言葉の毒を分かっていながら
弱さを自覚したら誘惑に負けてしまえ
海の太陽ならこの手に落ちた
沈まない地面がまだ見えないだけ
天使になれないヒカリの惨状

貴方の綺麗な言葉で差別的に包まれている
交ざりあえないけれど隣りあうなら許され る?
絶妙な配列で荒れ地を進む
明日くらい手ぶらで待ってみよう
ごめんねと果てながら幸せだと、
ふたりあわせても弱虫は蝶になれないまま
貴方の呼吸がはじめての音
こんなに心を荒らしてまた整えるのも君の存在だということ
振り返って足跡を確かめられますか?
心臓の重さでどこまででも深く



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