3511~3540

滲んだ愛に支えられた日々
この部屋すべてが視覚的暴力
答えは罪深いから鏡にも映らない
廻り巡ってどうやら僕で妥協したようだ
首輪だけじゃまだ自由すぎる
肯定も反抗もして欲しいのだから仕方ないじゃない
君の見る風景は僕のそれとは重ならないけど
射程内で踊るブルーバード
宙ぶらりんの太陽の影
役立たずの傘で君を試す

綺麗なことばで飾ることもなく
偶然を装って君はいつでも隣にいた
何が貴方を突き動かすのだろう
ごめんねも届かなくてそれでも、
どうして歪ませたくなってしまうのだろう
脳中心中
君の笑顔を思い出すくらい赦してほしい
揺れる虹彩とあとひとつ、
なつのともだち
ねえもう充分淀んだかな

寂しくても私は死なない
独占欲の独は孤独の独
悦んだおつむにもう広い世界は要らない
君の語る正義をグラス片手に聞いている
私の涙で貴方の心臓も生まれたのでしょう
その火が消えないように今は微笑んでいる
命令文は簡潔にお願いします
それとも支配されてい る?
燃え尽きても残るそんな私怨
この思いを殺してくれる光を待っている



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