3481~3510

毒に気付かず飲み干してくれたね
新しい風を受け入れられなくてもいいでしょ?
苦しいのはそこに手が届くから
キミは想像もしていないんだろう
小さな振り子で確かめあえる
味がしないプディング
やれ愛しいそれ愛しい
頼りない糸を私は喜べない
弾け飛ぶのを目蓋の裏で見ていた
ほんとの貴方は許しを知らない

ふたりして傷つくこともできない
君は見ていないだろうけど辿り着いたよ
夢の果ての朝はあたたかく
宙を泳いで行方知らず
息を盗んだ なんて可愛い重罪でしょう
いつだってその肌を受け入れられる
いつまでも輝くと疑いもしない
結んだらもう逃げは認めない
忘れた夢にいつも揺らめいていただろ、
柵は脆いまま一方で育ちゆく

何処へでも辿り着いてみせよう
甘美な記憶が刷り変えを誘う
誰にも望まれない君に駆け寄りたい
ぷつぷつ泡立つ鮮明な思惑
最果てが無情にも逃げてゆく
飾った嘘がいつまでも汚いみたいに
ひとつ忘れさせてあげるかわりに
空き箱みたいな部屋
そっと致死量分だけ食む
晴れない朝でも聞こえない声でも



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