3391~3420

案外魅力的に受け取られがち
それくらいがちょうどいいでしょ
孤独に震える余裕もない
今だけ同じユメヲ追いかけて
結末は見えているから辿るだけ
揺らぐ君が美しいと知っている
きっと忘れることはない時を過ごしてる
最果てをさがす途中にて
いつしか腕は絡めなくなって
迫る呼び声の区別も出来ず

寄り添う君なしで歩いていける
その先まで見えているのでしょう
これからを一晩中考えて
どんな色がふたりには見えたのかな
何も望まないで眠りにつこう
奇麗事にはなれそうもないけど
気だるげに揺れた心がその答え
君の幸せを願える存在ではなく、
客観的事実としてよぎっていく
続くレールはただの線に見えて

交差点でもすれ違う演技
諦めた束の間儚げに散るように
今日は上弦の月が昇るね
おいしいトコを君に残しとこう
ひとつの世界でどうして君と判り合えないのだろう
彼方にある安らぎに翼を与え
はじめて君を思って泣いてみた
震えることはひとりで簡単にできてしまう
歪んだ手のひらでそっと星を隠して
終わりを見つめさせてくれている



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