3361~3390

ギアをあげて嘆く箱舟
輪廻に流れ着くとしても爪を立て
駄目になっていくと理解していた
いつになったらその言葉をくれるの
傷付けもしたし苦しみもした
乱流の支えは求めていない
いつまでもこのままなんて
通りすぎる夜は羊の足跡を数えよう
足りないあたまを不規則に満たして
窓の内側にジャメヴ

愛しい影を踏まないように
この声も引き返す道を探して
無意味だと認めてしまえばさびしい、と
物憂げな晴れ間
消滅する追憶のロケット
加速度に私のほうが勝手に追い付かなくなった
強がって手を伸ばしてもいい?
食い違ったまま引き金に指を
穏やかな日には誰も知らない戦場へ
どんな続きならば待てるの

明日に帰る不器用な旋律
願いだけが自由に照らされている
桎梏を放った空はとても綺麗ね
熱情のあとに突き刺さる破片
真理に揺さぶられるより愚かなふたりでいようよ
ハローハロー、君の夢を視ていたよ
背中あわせでふたり違う世界を視てた
伝えたい言葉の波が押し寄せ
赦される夜を重ねていく
身勝手さに呆れてもくれないんだね



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