3241~3270

手を離さない理由なんていらない
凍えながら分裂するフィリア
とても奇麗なハサミで破断した
鎧を外しても刃先をこちらに向けていて
美しいものだと想定してい た
それがヒトだと決めつけたのは誰?
いまだ勘違いしている思考回路
僕が目醒めれば夢は夢のまま
ボタンを押し間違えても狙い通り
寂しいなんて感じないくらいの宇宙観

許されてしまった迂回路
いつの間にか病理に追い詰められ て
オールインプロパガンダ
限られた未来で増加するコネクト
壊れ壊れゆく静寂の暴挙
絶えることない現実の花
君に愛されるために色を混ぜ合わせた
このまま夜が明けても太陽が昇らないように
地球儀を回すように楽観的に取捨選択
孤独という意味を照らしてくれた人

君のシステムを壊してしまいたい衝動
なんでこれがあいでないているの?
少しだけ失うのに慣れていた
透き通る青さを恨んでみたり
燃え尽きない楽園を課そう
たまに思い出してくれるなら嬉しいからね
ぼくは深層心理に溺れてる
縋り付く傷痕を欲しいままに
鎖は癒えぬままそこらじゅうに息を潜めて
夜明けと共に飛翔した夢想



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