2911~2940

こ んなはずじゃなかったとほほ笑む
昨日の気まぐれというだけ
私を許す覚悟ならできている
愛さないでくれてありがとう
涙を覚えている屍
神さま隠してこの身体を
祈りが現すサナトリウム
面倒な意識をこじらせてしまった
ひとりを探しに旅に出るよ
私を廻したからほら君だって

腕を引くのは至高の現実
鏡であることに気づかないままで
孤独な群衆は街をゆらゆらと歩きながらふと濁った空を見上げて、
あなたのみんなにあたしがいなくたって
届く手前で息を呑む私は弱虫
絆が糸ならば解れ綻んでもう手遅れ
もう笑い声は出せるはずなんだ
気まぐれのまま頭が痛い
証を散らすように磨り減った靴底
女神は世界にわたしとあなたを残したの

目を閉じるのはこんなにも簡単だ
葛藤を君のそばで知る
裏切るように瘡蓋をはがす
その日がくるまで浮遊していたい
青い瞳に現実が映る
物語の外側は誰も知らない
寄り添いたいけれど同じ道なら歩きたくない
夢をみてしまったあの夜
魅せる狡猾さ
ちょっぴり胃が痛いのは誰のせい?




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