2881~2910

乱反射して誰かの手に灯るまで
忘れものの呼び声を聞かない耳ならば
楽しそうに振る舞っているので何よりです
幸せがどうやらみんなには見えないようだ
もう鮮やかなだけの色はいらない
偉大なる欠陥品だと手首を掴まれ
涙の強かさで伝えたい
黒の一滴も見つからない笑顔の練習
なまえをあげよう
ルームチェア

君の好きな香りに慣れない
弱虫だとぼやく私は泣きそう だ
くじらのせなか
黄昏がみせた幻だった
誰かではなく君に伝えたい風景がある
しかし単純な複雑さ故に、
蜘蛛の糸睫毛
うまく描くからもう一度だけパレットを開いて
冷たい瞳のユニコーン
苦しんだモン勝ちだと呼ぶ

舌に倒れるモラルの花
くらげの溶ける夜
きっと誰かの足跡を辿ってきたの
孤独だから夢を捨てられない
夢の中の夢に囚われてしまっ た
現実がゆらりと手を振っている
貴方の作ったお城の中で私は純潔を見失ったの
それはもう既に輝きを望まない
感情の遥か彼方に小さな星があった
汚らわしい唇、





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