2821~2850
おやすみヒーロー
冷めない熱はないんだと
唇は確かに簡単にもがく
ライフサイクルが加速かそ く
いつだって叶えたい願いがある
シーサイド・パクト
夜明けに舞い降りる檻の鍵
鬱蒼とした客席に、
君の手招きで蝋燭の灯火を消して
水よりも鋭く先を拓いていきたいの
目を閉じて夢を見て終わろう
Easy come, Easy go なカンジ
言葉は使い果たしたさあどうする？
憶えてくれるならどんな姿でも嬉しい、
未来を生きるならばどうか私を忘れて
またね、なんて叶うはずがない
この春はまだ青いのだろうか
はやすぎたなんてそのときは知らない
ハートビートは今夜も眠らない
歩幅を合わせる貴方に気づく
唇から滴る唾液が現実
牙は血の濃厚さを忘れられない
蜜月の爪で甘やかす
臭いけれど蓋は見当たらない
六月の隠蔽
生まれることからやり直す
明日の色彩はコードブルー
今だからこそあたしを映して
領域に忍び寄るシャドウ
澄みわたるはずの鳥瞰
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