2761~2790

そうやって濁すから私の性悪に拍車がかかる
僕のイドは切ない程に嘘をつく
孵化するメガロマニア
芸術的な犯罪で散らす在りし日
貴方が大嫌いだから手厚く葬ります
私に向けるべき瞳じゃな い
どうかあの日で待っていて
シャーベットは溶けて涙となる
君の夢はいつでもしょっぱい
もう一回がもう何回?

世界崩壊の音色を奏でて
海の底とささやかな抵抗とぼく
視界の隅で語りかける口角
研ぎ澄まされる第六感
ひとりぼっちにする貴方にはもう誰かがいた
変わらない指先は誰のもの
略奪されるエピグラム
境界線はすがすがしいほどに僕らを憐れむ
傍観するのは誰でもできる
羨ましいか否かと訊かれれば

世界は無邪気に残酷な選択を振り落とす
いつの間に形は消えていたのだろう
順風満帆な泥の船
連れ添う重さは温かい
順路に従う思いの矛先
信じていたはずの後ろ姿
ちゃんと言わなくちゃ、
仕舞い込んだ想いは眩しい憧れのまま
きっと幻だったとしても構わない
あなたのそばにあたしはいたはず




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