2701~2730

半端な非力さが縁取るデミゴット
心臓の中のプラネタリウム
追い付かせてともがく僕は君から見たらひどく滑稽だろう
近すぎて触れられないや
燃え尽きた夢が星になる
私に「さよなら」を
閉めきった部屋に響くトレモロ
簡単に壊れる日が来るとしても信じて、
そんなボクらになってしまったこと
もうこれ以上近づかないで

最後に燃え尽きるのはこの愛であって欲しい
遅すぎたとしても叫び散らす悲劇
君がいるから僕がいるので苦しい
撃ち落とされた言葉は僕らの足元を飾っている
次の次の次の女の子
幸せの淵で壊れてい く
宝石は瞬く間に燃え尽きて
少年はただ青年になっただけで何も亡くしていないのだけれど
目を閉じているあいだに泣いて
この路は貴方の信義で照らしてよ

燃え落ちるカルセドニーの瞳
また空が遠くなっていく
過信が隙間を奪うことは知っていた
気付いていない振りをしているならいくら私でも、
遮るものはもう何も私に追い付けない
気付いて欲しくないと気付いて
要らない記憶の終着点
君の迷いが空の色を変えていく
守りたい特別は全て夢だった
それじゃ幸せに足りないと貴方を困らせる




[back]

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -