2671~2700

その手を決して汚さぬように
歪みきって正常のようだ
「変わってしまった」嘆く君を笑えない僕
浅い呼吸で安定しようとするみたいに
涙ぐましい嘘でしょう
足の裏はあの感触を覚えている
いい子でいられる薬をちょうだい
私とよく似たあの仔を選ぶ
鍵は閉めたもう恐くな い
そうやって僕らは英雄になった

微かな振動に意味をつけるのはどうやら簡単なようで
彼女の爪は虹色に輝く
傍らでタルトが崩れてく
喉も心も望んでいない
夢を見ない君が私を見つめている
願いの声が届かなかったこと
私を逃がすはずの貴方が待っている
1分あげるから勇気を出しなよ
きみはぼくのともだちだから
隠した願いを叶えてくれる

君が愛せと煽るなら
手の中の焔は静かに息を忘れていく
なかったことにすればその瞳は揺らがないのだろう
僕だけの君じゃなくなっただけ
いつも貴方から与えられた心
君は音速を超えて彼方へと
ヒーローはもうどこにもいない
優しさのない雨が降るから
困らせる君だから愛してる
君の中の僕から遠のく




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