2611~2640

それを孤独と呼ばなくても
こんな日々で十分なはずなのに
共鳴の答えは瞬きくらいの速さで過ぎていく
ミュゼットは嗤う
コーションを浪費したがる
痛みにもならない光線
両腕を広げて加護を待っていた
デビウスは現実を見ない
回顧するふりをしていた
長い夢が明けるまで待って、待って

そういうことじゃ、ないんだよ。
この断罪をどうか赦して、
かさぶたを剥がすのが貴方の爪であるように
君の夢を見ている僕を思い出す君
それでも愛し返してくれない
涙を通した情景はまるで、
指先が白線に触れた
片道電車しか見つけられないの
はやくうめて、うめてこの空虚さを
嘘になってしまう日まで笑っていて

どこにもいないいないいらない
君の優しさは僕の心に突き刺さる
どちらでも歪んでいく
流星を辿ってアイにいくよ
鼓動が愛を叫んでいるよ
弾き出した答えは吹き飛んだ
サァカスはもうお仕舞い
陽のあたらない場所で僕らは腕を絡め、
綺麗事の賞賛はあァ五月蝿いな
結露を涙が流していく





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