2551~2580

当て付けのような眼差しで
君の日々には焼き付かない
日陰で咲き誇るフリージア
絶望的な幸福に会いに来たよ
青空に見せられる人生なの?
貴方にとっての宝石であるように
バランスは望まない
この手に残された魔法で
幸せだと覚える度に苦しいの
不条理に浸されて浄化

信じることにするから
それが君の癖だと知ったとき
馬鹿にしたいのならば手遅れで
憎たらしいから愛しいの?
いつもわかったようなフリをして
適度を知らない優しさが
君に贈るまでもない花束
いろんな色を並べるだけ
それでも願ってしまう臆病者
完璧なキスの方法

一途だから騙せると思ったの?
君でなければ意味がない未来
寝室は羽根で満たされて
君の知らない場所で僕は流星になる
36.5度は愛を待ち続けている
嘘つきで構わないとそれもまた
恋の轍はきっともう見つからない
貴方の唇で眼を閉じさせて
そんな日に限って風が吹かない
喉の奥にこびりついてしまったから




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