2041~2070

ただのヒトとして死ぬということ
恐怖に欲情して喉元をかぷり
どうして降り立ったのだろう
貴方の指で存在を証明して
綺麗すぎて汚いようだ
愛を信じる理由は非道
永遠とはかのようなものか
痛い痛い痛いのはあたしじゃない
仕草ひとつひとつが地雷原のように艶やかで
僕らはこの世界に生まれてこの世界に殺された

とうとうここまでのうのうと生きてきたもんだ
私のキスが手錠だと思って
この世で最も不要なものは何であるのか
僕の前で貴方はもう一度生まれる
「未来が見えません」
独占欲の熱に薬はない
迷宮の入り口にキス
夢の中で生きる君
目醒める度に泣きたくなる
それがまるで日常であるかのように

許しを請うて堕ちた
この手を捧げ
瞳に溺れて呼吸もままならない
放棄を追求も私から
あたしは何度も何度もそいつを撃った
貴方に愛されていたい
この声を捨てるとき
ぼんやりと広い部屋の中の孤島
腐乱したハッピーエンド
あの悪臭が消えないのはこの身体に染み付いているから




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