1201~1230

世界で一番の
エゴイストが統べるこの下界は
残った力は5%
半身を殺める夜、世界から太陽が消える
あなたがわらうたび、わたしがこころのなかでなくんだよ
いつだってそう、きみはまえをむく
うらぎりものさえ、やさしくつつむ
えたもの、うしなったもの
おわりがちかづいていた、しっていた
涙が雨に滲む空

せめて10秒でいいから
逆襲の鐘の音
ひとつひとつ階段を昇った
今は亡き姫に捧ぐエンブレム
凱旋の追悼
悠久のラプソディー
レクイエムは断末魔で幕を閉じる
あまりにも近くにいすぎたんだと儚い懺悔
苦い汁の沼が広がる
哀悼に愛を乗せて

還る場所はもうぼくらにはない。
後ろ姿だけで充分です
蒼白な横顔に、恐怖さえ
亜麻色ジャンヌダルク
偏りの隙間
戻らなければ
どうして貴方はわたしを抱き締めるのでしょうか
心の底が、熱い
よかれとしんじてのぞんだのです
脚は翼を超えていく




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