「あの…青峰君…?今日も一緒に帰れない?」


「あぁ、わりぃな先帰っててくれ」

「…うん」








青峰くんとは付き合い始めてもう5カ月ぐらいだろうか。
自分でも付き合えるだなんて思ってなかったしすごくびっくりした。








付き合い始めたころは毎日一緒に帰ったりいっぱいお話したりして楽しかった。














けど、いつからか一緒に帰ったりすることはなくなってしまった。










(今日も別の子と帰るのかな…)






キセキの世代なんて呼ばれてて顔もそこそこ良くて女の子たちに人気がないわけないのはわかる。

どうして私と付き合ってくれたんだろうとか釣り合ってないとか最初はぐるぐる悩んだりして、それでも青峰君が選んでくれたのは私なんだって信じてた。







ずっと信じてるつもりだった。
















青峰君は少しずつ変わってしまった。
それか最初からなのに私が気付いてなかっただけかもしれない。





別の女の子と歩いているのを見かけたのがはじまりだろうか。


ただ歩いているだけだったし、別にそこまで気にすることはないって言い聞かせて彼に一応聞いてみると











「ごめん」






そう言われた。





その謝罪は何に対してなのかよくわからないけどああそうなのかって納得してしまった自分がいて





その日から毎回違う女の子と一緒にいたりするのをよくみかけるようになって







ずっとこらえて、

今日もだめだったって






もう最初のころみたいには戻れないのかなって。







「……っ……」









彼女は私じゃないの?




それとも青峰君の中ではもう終わってしまった?











あふれる涙はとまらなくて





























君にそばにいて欲しかったこと
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