自分の思いに気付いたからか、恋した幼馴染によくある関係を壊したくなかった、という理由なのかよくわからないけど翔ちゃんを避けるようになった。









けれど、翔ちゃんがそれにきづかないはずもなく





「おい名無しちょっと話がある」





ある日翔ちゃんに突然腕を引かれ誰もいないところにつれていかれた。





好きな相手とこういう場面になると普通はうれしいものだがそうはいかない

私はものすごく焦っていた。








「こ、こんなところに連れてきてなに翔ちゃん?」



「なに?じゃねぇよ!お前最近俺のこと避けてるだろ」


やはりか
聞かれると思ったものをずばりつかれてしまった。




「……別にさけ「最初の間はなんだ」


遮られそう言われる。



「俺お前になんかしたか?考えてみたけどおもいつかねぇし知らないうちになんかしてるなら謝るからさ…」


少し寂しそうな顔で言う翔ちゃん。


ごめんね翔ちゃんは何も悪くないのに。




「翔ちゃんは何もしてないよ、避けてるつもりなんて全然なかったのになー」




微笑んで嘘をつく。





「でも…っ「ごめんね!!私用事あるから!それじゃ!」あ!おい!!!」






後ろで何かを言いたそうな翔ちゃんを気にせず走る。






気付かれたくなくて、気づいてほしくなくてただ逃げた。






私はただの臆病者じゃないか。























初めての秘密












幼馴染への嘘

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