浮気する男なんて許せないし、もし自分が付き合うことになったらすぐにそんなやつふってやろうとか考えてた。


浮気されてももう私のこと好きじゃないって分かっててもなかなか別れようって言えないのはやっぱり君のことが好きだから。





















あの事があっても青峰君のどこかが変わったというわけではない。




(…それもそうか)



きっともう私のことなんて全然考えてないんだろうな。
もう暗い考えしか思いつかなくていつしか自分からも青峰君と会うのを避けてしまっていた。


もう付き合ってるなんて言えない状況だった。






今思うとここ最近考えるのは青峰君のことばかり。
ここまできてもこれだけ考えるなんてどんだけ好きなんだとか少し自分に呆れてしまう。




(…ばかみたい)








そんなことを考えていると偶然前のほうから青峰君が歩いてくるのが見えた。

前に話したあの女の子と一緒に。




ずきり








少しだけ胸のとこを抑える。



(平常心…)





すれ違ってもどうせ何もないのだから気にすることなんてない。







そう思い普通を装い歩く。




すれ違う時目をくれることもなく女の子と話すのに夢中で





その隣にいたのは前まで私だったのに


もうそこに私の場所はなくて















余計に胸が痛んだ。









離れていったのは自分なのに


どうしてこんなにも





























君と離れたくなかったこと
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