Name
Default



神楽耶 夜月 
一応偽名として認識している。
初めて参加した聖杯戦争の世界線(EXTRA)でNPCとして与えられた名前。その後おもな活動が日本であったため、使用している。

ディーア  
一応本名として認識している。
サーヴァントは主にこの名前で呼ぶ。活動範囲が外国またはフルネームを使用としない場合、こちらの名前を使っている。


Basic Setting



とある理由から『世界線(並行世界)』を移動(並行・スライド)する力を持つ。また、とある目的のためそれを繰り返している。
不老不死。
身体能力は良くも悪くもないが、動体視力や観察力は非常に優れている。また魔術師としても一流で、その身に多大な魔力を秘めている(燃費の悪いカルナが全力を出しても尽きないぐらい)。
人間と同じく「忘却ができる身体」のため、永い旅の記憶が消えてることも多い。

『世界線』を移動する異質な存在である彼女と関わった者(主に契約したサーヴァント)は、以降ほかの『世界線』でも夢主の記憶を引き継ぐこととなる。
これは、その世界に生きる人々は世界線を感知することはできないが、『英霊の座』にいるサーヴァントたちは世界線と隔絶されているためである。また、並行世界で深く記憶に刻まれるほど彼女に関わった人間・サーヴァントは、ごく稀に曖昧に記憶していることがある。











↓↓以下ネタバレを含む(特にFGO編でのネタバレ大)↓↓

Overview



彼女の始まりとなった世界。仮名『世界線X』で行われた聖杯戦争で召喚されたサーヴァント。
聖杯戦争を勝ち抜いた勝利者。
聖杯を手にしたマスターは願いを叶えた。同じく勝利者となった彼女にも願いを叶える権利があり、願いを口にする。

――ヒトになりたい。

これが今の彼女を形作るはじまり。

「今を生きる者」となったことで「過去」が失われた。過去を失ったことで「どこにでも存在し、何処にも存在しない者」となった。それと同時に、彼女は人間とは程遠い「不老不死」を手に入れてしまった。

やがて――彼女は世界の終焉を目にした。



Person



愛多い者。
愛するモノのためなら何をして守り通し、何を引き換えにしてもかまわない。例えそれが自分の持つもの全てを引き換えにしても。たとえ”世界”を引き換えにしても。

大人びていて優しくおおらかな人で、常に微笑みを浮かべている。
取り乱すことはあれど、基本的に冷静で状況把握をもとに判断する決断力に優れている。また時代・国・分野にとらわれない博識であり、マシュには先生兼姉のような人として慕われている。
年上の女性という印象を与えながらも、その実、子供っぽいところも多々ある。

一方で冷徹さを兼ね備えた一面を有する。
大ある目的のためなら最低限の犠牲を、世界のためなら人類を、人類のためなら世界を、愛する者のためならその全てを切り捨てることを厭わない。そこに迷いわなく、即断即決する意志と判断力を持つ。

彼女は不死であるが、何らかの要因で身体が消失した場合、"中身"である彼女は根源へと戻る。戻った時点で今までの彼女は失われ、再び世界の安全装置としての存在し戻る。”身体”を手放せば、役目を終えた女神の身体ゆえその身体は失われる。つまり、彼女はこの”身体”という器を失えば、もう二度と彼女は『彼女』として存在できなくなる。


True Character



端的に言えば、彼女は――

――根源の渦から生じた、根源の渦への道標であり、「星の抑止力 (ガイア)」や「霊長の抑止力 (アラヤ)」の集合体―概念そのもの―である。

「万物の始まりにして終焉」の場に生じた彼女は、世界の装置として「世界」に組み込まれた一部となり、かたちある抑止力として産み落とされた。

根源の渦――万物の始まりにして終焉、この世の全てを記録し、この世の全てを作れる、あらゆる出来事の発端。
ガイヤ――星の抑止力であり世界の抑止力。星の世界存命の祈りである、世界の安全装置。
アラヤ――人類の持つ破滅回避の祈りである、世界の安全装置。

根源はこの世の全てを記録し、彼女はその中で息づいている。
ゆえに、彼女は最初から「どこにでも存在し、どこにも存在しえない」。

彼女は本能的に、地球という惑星を守るためならばヒトを滅ぼすことも厭わず、ヒトの存続のためならば星を食い潰すこともためらわない。星の延命と生命の存命。

はじめから根源の渦と繋がっている彼女は、そこからあらゆる願いを叶えることが可能である。
ある意味、彼女は根源の渦と繋がっている願望機――聖杯――そのものでもある。

概念である彼女に、否、それに形は存在しない。
そんな”それ”の前に、遥か古来から信仰され、名を忘れられ、役目を終えた女神が現れた。

「なら、私の身体を与えましょう」

役目を終えた女神はいずれ消える定め。ならばこの身体、形を望むモノに与えましょう。
女神の身体をもらい受けた”それ”は、形を得た。形を得たことで人格・意識が形成された。役割(司るもの)の多かった女神は人間性が強く、感情も豊か。身体を得たことで、”それ”は能動的にそれを手に入れた。

この時点で、”それ”は既に不良品で失敗作で壊れていた。

いや――最初から壊れていた。
優先事項の矛盾、手段の矛盾。
矛盾の塊、それこそが”それ”の本性ともいえるだろう。


True



仮名『世界線X』とは、FGO界での冬木の聖杯戦争(特異点X)のことである。つまり彼女は、かのソロモン王と死闘を繰り広げ勝利したサーヴァントである。
この聖杯戦争は大きく二つの世界に分岐し、「ランサーである彼女が勝利した世界」と「キャスターであるソロモンが勝利した世界」に枝分かれた。彼女が生きてきたのはもちろん、彼女が勝利した世界線だった。

やがて彼女が勝利した世界は、あまりにも早すぎる滅亡を迎え、彼女一人を残して世界は終焉を迎えた。
あらゆる世界の滅びを回避するために、彼女はあらゆる可能性の世界へと並行し、人の手に余る聖杯を破壊することで世界を保とうと決意し、永きにわたる旅路を歩いた。

やがて彼女はあらゆる可能性の世界を渡り歩き終え、ついに最終地点へ着く。最も彼女が居た世界に近く、最も彼女が存在しえない世界。
そこにたどり着いた時、懐かしい顔をした男が一人、目を見開いて彼女を見つめていた。


During Life



身体を得た”それ”は、人の世に姿を現したことがあった。
そこは古代イスラエル。王国を治めるソロモン王の前に、”それ”は現れた。

人でもなく、神でもなく、何者でもない”それ”はナニモノにも感知されない存在だった。
かの王は生まれながらに王と定められ、神捧げられた、人間として生まれながら非人間だった。

ソロモン王の瞳は千里眼で過去と未来を見通すことができた。けれど”それ”だけは見通せなかった。
”それ”もまた根源に繋がっていたことで過去と未来そして平行世界、人の感情や思考すらも見通せた。

ソロモン王にとって”それ”は同じものを見通す理解者であり、唯一の存在だった。そして良き友でもあった。
”それ”にとってソロモン王は、かけがえのない唯一の人になった。当時の”それ”は、この感情を理解することはなかった。彼女は初めて、「全」ではなく「個」を見た。

そして、ソロモン王の晩年。死を目の前に顔を歪める彼女にソロモン王は薄っぺらい微笑みで告げる。

「まるで人間みたいだ」

ソロモン王はそれを最後に、永遠の眠りについた。

彼女には、ソロモン王の言葉の意味が理解できなかった。
彼女には、止めどなく溢れる感情が理解できなかった。

ただ、ただもう一度――

「ただもう一度、貴方に会いたい」


True Name



”それ”が人の世に降り立ったとき、名も存在も無かった”それ”はソロモン王によってある一つの役割を授かった。

ソロモン王の王冠――シクラメン。

王位継承と王の権能。王であることを象徴する王冠。それが、彼女が唯一世界で生きたことを証明する真名である。



Servant



クラス:ランサー
出典:不明
地域:不明
属性:天(??)・中立・混沌

身体の女神・中身の彼女がランサーの適性を持っているわけではなく、たまたま空いていた槍兵の枠に無理やり入り込んだだけ。
聖杯を手にした以降ならライダー以外の適性を持つが、そもそも英霊ではないため召喚は不可能。
聖杯を手にした以降というが、最初から「どこにでも存在し、どこにも存在しない」ため、あらゆる可能性の過去に生きた時の適性は初めから持ち合わせている。

筋力:C
耐久:B
敏捷:A
魔力:A++
幸運:C
宝具:EX

通常武器
白色基調に金色の装飾を施されたゲイ・ボルクに似た槍を携えている。槍は自分の身長よりも長く、比較的軽い。

女神の神核(A)→’なし)
生まれながらにして完成した女神であることを現す、神性スキルを含む複合スキル。神性スキルを含む他、精神と肉体の絶対性を維持する効果を有する。あらゆる精神系の干渉を弾き、肉体成長もなく、どれだけカロリー摂取しても体型が変化しない。
身体の女神が有していたものであり(EX)、受け取ったことでランク落ちした(A)。
聖杯を手にした以降、このスキルは使用できない。

千里眼(EX)→(なし)
視力の良し悪しではなく、過去・未来・並行世界を見通す瞳。根源の渦と繋がっていたため、距離・規模は他三人の瞳より優れている。また、人の感情や思考すらも読み取ってしまう。彼女に視えないものは無い。
聖杯を手に入れた以降、このスキルは使用できない。

対魔力(A)
魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。
Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

単独顕現(A)
単体で現世に現れるスキル。単独行動のウルトラ上位版。本来はビーストしか持ち得ぬ特性。
このスキルは“既にどの時空にも存在する”在り方を示しているため、時間旅行を用いたタイムパラドクス等の時間操作系の攻撃を無効にするばかりか、あらゆる即死系攻撃をキャンセルする。また、このスキルを持つ者は特異点による人理焼却も、○○○○○による人理編纂にも影響を受けず、条件がそろってさえいれば顕現する。

万物の智慧(A+)→(A)
万物の始まりにして終焉に息づく彼女は、あらゆる事象を見て、あらゆるものに共通している。その英智は計り知れない。しかし知識としてであり経験ではない。生前、ソロモン王に与えられた知識もこれに属する。
聖杯を手に入れた以降は知識に偏りが生じるが、博識であることに変わりはない。また経験としての知識も身につき、マーリンからの魔術、スカサハからの戦闘能力はこれに属する。

ルーン魔術(A)
スカサハから与えられた北欧の魔術刻印ルーンの所持。ルーンを使い分けることにより、強力かつ多様な効果を使いこなす。
攻撃以外で主に使用するのは対魔力スキル相当の効果、千里眼スキルの効果、パラメーターを上昇させる効果、等。
世界線Xの聖杯戦争では使用できなかった。


万物の終焉ムシュマッド・ハケツ・マウェッタ
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:1〜999
最大補足:1000
あらゆる万象を終焉させる滅ぼすことに特化した宝具。モノ、ヒトに留まらず世界さえも終焉させる、最強最恐の対界宝具。この宝具を放たれた時点でそのものの死・消滅は確定事項。すなわち即死。一度使えば二度と発動することができない。
世界線Xの聖杯戦争時では、能力・範囲・威力を制限し、対人宝具として使用。能力・範囲・威力を制限した代わりに回数に制限がない。

万物の始まりイェシュア・ノハァル・ヤーレン
ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:1〜999
最大補足:1000
あらゆる万象を始めさせる再生に特化した宝具。モノ、ヒトに留まらず世界さえも再生し作り変える、やりなおしの対界宝具。この宝具は対象が消滅あるいは死んでいないと発動できない。上記の『万物の終焉の声』と対になっており、「滅ぼして再生させる」という二つで一つの宝具。どちらも彼女自身の存在に基づく宝具。『万物の終焉の声』と同様、一度きりの宝具。
世界線Xの聖杯戦争時では、能力・範囲・威力を制限し、対人宝具として使用。能力・範囲・威力を制限した代わりに回数に制限がない。

魂穿つ救済の槍ゲイ・アナム
ランク:B+
種別:対人宝具
レンジ:2〜4
最大補足:1
ゲイ・ボルクに似た、白を基調に金の装飾の施された槍――ゲイ・アナム。この槍は、神代のケルトを生きた時にスカサハから譲り受けたもの。
ゲイ・アナムは、これによって死した魂は善・悪・種別を関係なしに死後の安らぎと安寧を約束された救済の槍であり、持ち主をあらゆる外傷・呪いから守る。ただし持ち主の魂に歪みが生じた時、槍の効力は低下しやがて黒く変化する。
ゲイ・アナムを通常武器にしているため、大抵の攻撃は無効化・すぐに完治し、意図的な呪いは対魔力と重なってほぼ受けない。
この宝具を受けたものは高確率で解脱させる、即死宝具。回避は敏捷ではなく幸運値で左右される。神代のケルトで生きた彼女に基づく宝具。
世界線Xの聖杯戦争時では、槍自身の効果は得られたが、必殺の宝具は使用できなかった。

我は、魔術王の王冠なりネゼル・シュロモー
ランク:EX
種別:対人宝具
レンジ:〜
最大補足:
彼女が確かにこの世界で生きてきた証である、生前に基づく宝具。
効果不明