:: 2015/1/31 作品公開→作品公開ページへ移動
「lihos」とは、桐原さくも、篠崎琴子、東堂燦による一次創作小説合同誌です。
本のコンセプトは、万華鏡。収録される作品のテーマは、六つの宝石と六つの色。
文化も気候も風習も違う世界で生きるひとびとの物語を、三人の書き手が紡ぎます。
※製本版は完売。再販予定はありません。
----------------------------------------- 製本版概要 -----------------------------------------
概要
文庫本サイズ 約224ページ カラーカバー
価格:800円
ジャンル:異世界ファンタジー
イラスト担当:ゆあ様(サイト) 無上の感謝を
サンプルはこちらからも見られます
桐原さくも 担当作品
- 龍神あしび(琉球/green): 半龍神のあるじに仕える少女は、別れの予感に怯えていた。真実に蓋をしたまま少女は唄う。か細い願いを繋ぎ止めるように。
揺りかごの庭(洋風/pink): 奇石職人の娘と、二人の少年。薔薇の庭のある家で暮らす三人は、各々の間に誓約を交わしていた。―いつか訪れる終わりの為に。
篠崎琴子 担当作品
- 境の坂井に咲く水守(和風/yellow):見目に、先祖の獣の態を受け継ぐ『獣返り』。そう称される少年少女が境界線上の神域で手繰り寄せる、呪いと祈りのその顛末。
亡き王、あなたと夜明けに臨む(南国/purple)異国の女王は幼い夫へ物語る。去れり王と、彼に籠められた少女と、秘せる輝石の昔話を。口遊む言葉が王国の夜明けを示す事を願って。
東堂燦 担当作品
- 花と蝶々(砂漠/red):惨劇の夜。傷だらけの少女は、砂漠の塔で美しい少年と出逢う。追われる少女と独りの少年が寄り添った幸福な夢の終わり。
華英(中華風/blue): 離宮に幽閉され屍の人形と戯れる王弟。彼に寄り添う青い目の少女。交わることのない二人の不毛な物語。