▼ 井川さんのカノジョ 井川ひろゆき(32)×夢主←岸辺忍 そんなお話。 岸辺視点(?) 若干修羅場なので注意。 キャラがブレブレです。 (貧血で貴女が倒れて病院に連れていった帰り) 「……よい、しょ…」(貴方をベッドに寝かせて) 「すみません、岸辺さん…家まで送ってもらって…」 「ああ、いえいえ…俺は全然暇してますから、平気ですよ」 「言いにくいんですけど、…少しスポーツドリンクとかを買ってきてあげたいので…あと少しでいいので面倒見てあげてくれませんか?」 「全然大丈夫です!傍についておくだけなら…幾らでも」 「すみません、有難う御座います…じゃあちょっと近くの薬局に行ってきますね。…あ、何か必要なら家のもの適当に使ってください」(微笑みながら部屋を後にして) バタン 「………はぁ、…」 (キョロキョロと辺りを見渡して) 「………井川さんの家…かぁ…いつも此処で二人で飯とか食べてるのかな…」 (ふとベッドで目を瞑っている貴女の顔を覗き込み) 「……可愛い、よなぁ……」 (布団を肩までかけてやるとそっと手を伸ばして前髪に触れて) 『…………すー……、すー……』 (……ああーっ!くそっ……何やってんだ…俺は…!井川さんの彼女だぞ…!?…こういうの駄目だろ…!?……ガキじゃねぇんだ…それくらい、わかってる…!) 『…………すー………』 (わかっ、て………) 「…………」 (自分の頭をくしゃくしゃと掻き乱し、手で顔を覆いながらも指の隙間から貴女を見つめ) 「……なんで、君、……だったのかな…」 (切なそうに笑って) 「……会う度会う度……段々惹かれていってさ。…はぁ、キッツいな…こんなおっさんになってから…抱く恋心は」 (もう一度貴女の髪に触れて頬をすりすりと掌で擦り) 『…………ん、………』 「………、……駄目、だろ?こんな無防備じゃ…」 (顔をじっと見つめているとなんとなく唇に目が行き) 「……………だ、駄目だ」 (目を逸らすも、頬を撫でている手は離さず) 「………せめて、今くらいは…俺が触ってても、いいよな」 『………、…………ん……う……』 「……あ、やば…起きるか…?」 『………、…さん……』 「?」 『…………ひろ、…ゆ、き……さ…』 「……っ」 (思わず眉間に皺を寄せて、我慢出来なくなったのかそのまま顔を近づけて無防備な唇に自分の唇を重ねて) 『…………、ん…』 「……ん……っ……」 (長く唇を塞いだ後、ゆっくりと少しだけ顔を離すとため息をついて) 「また、……やっちゃったか……マジで餓鬼以下だな…俺…」 (貴女の唇を親指で撫でながら) 「……でも、……やっぱり男として…耐えれないんだよな…好きな女の子が…他の男とキスをしてるんだなって思うとさ…ま、ただの欲情でしかねぇけ、ど………」 (改めてため息をついて顔をあげて扉の方に顔を向け) 「……………」(井川先生、帰還) 「…………、………い"ッ!?」(目を見開いて慌てて頬から手を離し) 「………ただいま、帰りました」(にっこり) 「お、お、お、っ…お帰りなさいっ…!」 「まだ目を覚ましませんか?」(にっこり) 「は、はいっ…!さっきからずっと目を瞑ったままで…っ…!」 「そうですか……じゃ、これ…買ってきましたので…岸辺さんに注いで貰おうかな。俺は昼御飯の用意でも」(にっこり) 「え、っあ、いや…そ、その…っ…!!」 「何か?」(にっこり) 「…あ、いや……なんでも…な、ないでス…」 (井川先生、看病道具を残したままキッチンへ) バタン 「………………」 (やべぇえええええ、見られたッ、…完っ全に見られた!!だって固まってたし、すっげぇ笑顔だったし、目が笑ってなかったしぃいいいいいいっ!!!ど、どうする…?俺…何て、弁解する…!?) 『………ん……、…んん…?』 「………、あ」 『……ここ、は…』 「…お、起きた?……大丈夫?」 『きしべ、…さん?』 「うん、……此処は、井川さんの家だよ。…貧血で倒れて、病院で栄養剤打ってもらった帰りなんだ」 『……そう、ですか…ご迷惑おかけして、すみません……』 「あ、井川さんに知らせてくるから、ちょっと待ってて…!」(席を立ち扉へ向かおうとする) ガシッ 「…?」 (スーツの袖を布団から出した手で掴んでおり) 『あ、の…きしべさん……ふあんなので、…もうちょっと……いっしょに、いてください…』 「…………っ…!」(キュニ…) 『……だめ、ですか……?』 (本当は第一に井川さんに知らせたいけど………くそっ…そんな顔で懇願されちゃ…ノーは言えねぇって…!) 「……う、うん…わかった…」(席につき) 『ありがとう、ございます…』(にこ) (…………はぁ、……可愛い、……) (その後暫くして昼飯を持った井川先生がやってきて) 「…あれ、目が覚めました?」 『ひろゆきさん、ごめんなさい…迷惑かけちゃったみたいで…』 「…ううん、大丈夫だよ。ここまで運んできてくれたのも、看病してくれてたのも岸辺さんだからね…お礼を言うなら彼にね」 「えっ!?いや、俺は何も!」 『岸辺さん…有難う御座います…』 「う、うん…どういたしまして…」 「昼御飯は食べれそう?」 『はい、頂きます』 「じゃあちょっと摘まもうか」 (三人でご飯をつつきながら) 『……ふふふ』 「どうかした?」 『……さっき、寝てた時にちょっと不思議な事があって…』 「ん?」 『何だか、誰かがキスしてくれてたみたいで…何だか、不思議な感じだったんです…』 「ぶっ……!!!」 『……き、岸辺さん?』 「…どうかしました?」 「…い、いや…す、すみません……」(フキフキ) 『……暖かくって…優しくて……ちょっと幸せな気分だったなぁ…って…ふふふ』 「…は、は、…あ、アレだ!井川さんだったんじゃ、ないかなー?」 『…なんだか恥ずかしいなぁ』 「ははは、…じゃあ俺とのキスと夢の中でのキス、どっちが気持ちよかった?」(にこ) (か、確信犯んんんんんんんーーーっ!?) 『………うーん…』 「……」 (……っ〜!!だから何でこんな時にまでドキドキしてるんだ俺は…っ…!あり得るわけねぇだろっ…!常識的に考えてっ…!) 『…………えへへ、どっちも』 「…!」 「そっか…ははは、迷いなく俺って言ってもらえないのはちょっと悔しいなぁ…」(にこにこ) 『…夢は理想の世界って言うし……私が考えてる感じって…こういうものなのかな…なんだか…やっぱり恥ずかしいですね』 「…うんうん、『理想の世界』か……ですって、『岸 辺 さ ん』」(にっこぉ) 「……は、はい!?」 (何で俺に振った!?……うう…理想の、世界か……俺のキスは君にとって…理想…?…………、……) 『…………、岸辺さん?』 「……う、うん?」 『……あ、あの……鼻血…出てます、けど…』 「……え"っ…!?」 「あぁ…すぐにティッシュ持ってきますね」 「……す、すみません…!!」 『大丈夫ですか…?』 「……う、うんっ!ごめんね」 (い、井川さん……マジで…謝るんで…もう勘弁してください……俺の精神が、本当に、もちません……) (一時間後) 「じゃ、じゃあ…俺はお暇しますね…お邪魔しました」 『岸辺さん、今日は有難う御座いました』(ぺこり) 「本当に助かりました…有難う御座います、岸辺さん」 「いえいえ、俺は…何も。それじゃあ、また…!」 『さようなら〜』(フリフリ) 「また連絡しますね」(フリフリ) ・・・ 「………はぁ、……怖かった……。…心臓止まるかと思った……」(煙草を取り出してくわえて) (でも……理想の、…キス…か…。……やっぱり…ちょっとは照れちまうもんだよなー……) イエーイ♪めーっちゃホーリデイ♪ ピロリン♪ 「ん…メール…?」(携帯を開いて) 差出人:井川ひろゆき 件名:なし 本文 また今度教えてくださいね 上手なキスの仕方をたっぷりと(^-^)v ビターンッ(携帯が落ちた音) ( こ、殺 さ れ る っ ……!)(ゾワッ) (おまけ) (貴女と岸辺さんが二人きりになりました) 『あのー…岸辺さんって…好きな人とかいらっしゃるんですか?』 「えっ…!」(ドキニ…!) 『…岸辺さん、男前なのに…彼女いらっしゃらないじゃないですか…』 「……は、はは…もうトシだからねー…」 『…あ、またそんなおじさん臭いこと言ってる…まだまだ若いのにっ、駄目ですよ、気持ちからですよ!若さは!いないんですか?好きな人!』 「……、………いるよ」 『えっ!ど、どんな人!?』 「……俺よりちょっと若くて、可愛くて、少し鈍感で……でも根はしっかりしてるんだよ」 『…へぇ、告白はしないんですか?』 「……その人には、彼氏がいるんだよね」 『…そっか…。……でも、やっぱり…言った方が良いと思います!』 「え…?」 『…例え付き合ってる人がいたとしても、自分が好きなら…想いを伝えるべきじゃ…ないかなって…難しいのは、わかります…けど…自分のものにしたいなら…!戦わなきゃ…!』 「………、…」 『あ。…す、すみません…偉そうに……何の事情も知らないで……』 「………ううん、……いいよ」 『…私、よかったらお手伝い…しますから…!』 「…本当に?」 『はい、出来る範囲でお手伝いしま………っ…!?』(視界が瞬く間に揺れて) 「じゃあさ」 「俺のモノに、なってくれる?」 to be continued... すみませんでしたぁあああああ!!!! へろときしべんべんのお話が書きたかっただけなんです!!お許しください…!! おまけは本当にお許しください!!キャラがブレブレで申し訳ないです…! 私の中の岸辺さんはあんな感じです……可愛い…非常に…でも時々男前になると尚良し! 井川先生は常ににこにこしながら怖いことを考えてるといいです…。 岸辺さんもきっと30代だと信じてます…良いお歳ですね…! 貴女の事が好きで好きで堪らないのに、井川先生がいるから後ろから唇噛んで見てるといいです……迷え迷え…そして暴れるのだ…! 圧倒的妄想文、失礼致しました。 2015/05/16 [拍手お返事はコチラ] |
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